概要
HubSpotでは、既存のコンテンツやパフォーマンスデータ、HubSpotのコンテンツ専門家がまとめたベストプラクティスをもとに自動的に生成された、すぐに使えるブランドボイスが利用できるようになりました。そのまま利用することも、自社のブランドガイドラインに合わせてカスタマイズして独自性をさらに高めることも可能です。
本アップデートは現在パブリックベータとして提供されています。
アップデートの背景
以前は、ブランドボイスの設定において、結果が出るまで初期段階で多大な労力を要し、利用可能な属性も限られており、独自のガイドラインを取り入れる手段もありませんでした。
今回のアップデートにより、必要な時にいつでもブランドのトーンをすぐに活用できるようになり、コンテンツは最初から一貫したブランドイメージを保ち続けることができます。
機能の仕組み
HubSpotは、ウェブサイトや既存のコンテンツを分析することで、自動的にブランドボイスを構築します。ユーザーの口調、個性、文章スタイルを把握し、ブログツールやBreeze AssistantなどのAI機能全体に反映させます。
生成されたブランドボイスは、以下のような方法で活用・調整できます。
- そのまま使用する
- 個々の属性を調整する
- 執筆サンプルをアップロードしてさらに磨きをかける
- 独自のブランドガイドラインをアップロードして基本設定を上書きする
対象プラン
この機能は、以下のプランで利用可能です。
- Marketing Hub Professional および Enterprise
- Content Hub Professional および Enterprise
- Sales Hub Professional および Enterprise
- Service Hub Professional および Enterprise
- Data Hub Professional および Enterprise
- Revenue Hub Professional および Enterprise
対象
CMS Hub Professional/Enterprise、Commerce Hub Professional/Enterprise、Marketing Hub Professional/Enterprise、Data Hub Professional/Enterprise、Sales Hub Professional/Enterprise、Service Hub Professional/Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
- 既存のウェブサイトやブログ記事を分析して自動でブランドボイスが生成されるため、ゼロから文章スタイルを言語化する手間をかけずに、ブログ作成やBreeze Assistantなどの生成AI機能でトーンを統一したいお客さまに向いています。
- マーケティング担当者だけでなく、営業やサポート部門でもAI機能を使う場面が増えている企業であれば、部門をまたいで同じブランドボイスを参照できるため、発信するメッセージの表記ゆれを抑える運用に役立つと見られます。
- すでに社内でブランドガイドラインを整備している場合は、そのガイドラインをアップロードして基本設定を上書きできるため、既存の稟議済みガイドラインを活かしたまま導入しやすい点も特徴です。
気になる点
- 自動生成の精度は分析対象となる既存コンテンツの量や質に依存すると考えられ、公開コンテンツが少ない、あるいは表記が統一されていない企業では、初期状態のブランドボイスがそのまま使える品質になるとは限りません。
- 生成過程やアップロードした執筆サンプル・ガイドラインがどこまで正確に反映されるかは、現時点では公開情報からは詳細が不明で、実際に運用しながら調整が必要になる可能性があります。
- 対象プランがProfessional/Enterprise以上に限られているため、Starterプランを利用しているお客さまはそのまま利用できない点は留意が必要です。
今後への期待
- パブリックベータということもあり、正式リリース時には調整できる属性の種類や、対応する言語・文章スタイルの幅が広がることが期待されます。
- 複数のブランドや事業部を持つお客さまに向けて、ブランドボイスを複数登録し、コンテンツごとに使い分けられるような機能拡張があると、より実務に即した運用がしやすくなると見られます。
- 生成されたブランドボイスが実際のコンテンツ成果にどう影響したかを可視化するレポート機能が加われば、調整の妥当性を判断しやすくなるのではないかと考えられます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。