概要
Breeze Assistantは、Agent Builder内での構築作業をサポートするようになりました。作成したい内容を平易な言葉で説明するだけで、Breeze AssistantがCRMにすでに登録されている顧客データを活用して、カスタムエージェントおよびエージェンティック・オートメーションを自動的に設定します。
本アップデートは現在パブリックベータとして提供されています。
重要な理由
真っ白なキャンバスから始めることは、ものづくりにおける最大の障壁の一つです。何かを稼働させるには、まず、どのようなツールが必要か、その設定方法は何か、そしてデータがどこにあるかを把握しておく必要があります。Breeze Assistantはその障壁を取り除きます。希望する結果を指定するだけで、ポータルにすでに登録されている知識や顧客のコンテキストを基に、必要な設定を自動的に行います。
仕組み
- Agent HubからAgent Builderを開き、「作成」を選択します。
- Breeze Assistantのチャット画面で、エージェントやワークフローに実行してほしい内容を、わかりやすい言葉で説明してください。例:「営業担当者が新しい見込み客を確認する前に、当社のICP基準に基づいてすべての新規見込み客をスクリーニングするエージェントを作成するのを手伝ってください。」
- Breeze Assistantは、ポータルから取得した目標、ツール、および知識ソースに基づいた構成案を提案します。確認を行う前に、設定を最適化するために、確認のための質問をしたり、提案を行ったりする場合があります。
- 提案内容を確認し、必要に応じて修正を加えた上で、確定してください。エージェントまたはワークフローが「Agent Builder」で開き、テストや調整を行う準備が整います。
- Agent Builderを使用している間も、Breeze Assistantは利用可能です。自動化ステップについて、いつでも指示の調整やツールの切り替え、カスタムコードの生成を依頼できます。
対象
Breeze Assistantは、すべてのハブおよびティアで利用可能です。
「Agent Hub」および「Agent Builder」は、ProおよびEnterpriseプランでご利用いただけます。
対象
CMS Hub Professional/Enterprise、Commerce Hub Professional/Enterprise、Core Seats Enterprise Hub、Core Seats Professional Hub、Marketing Hub Professional/Enterprise、Data Hub Professional/Enterprise、Sales Hub Professional/Enterprise、Service Hub Professional/Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
- 「ICP基準で新規見込み客をスクリーニングしたい」といった要望を平易な言葉で伝えるだけで、CRMに蓄積された顧客データをもとにエージェントやワークフローの設定案を提示してくれるため、自動化の設計知識がない担当者でも着手しやすくなります。
- 営業担当者やマーケティング担当者が、自分の業務フローをそのまま言語化して依頼できるため、情報システム部門への依頼や仕様書作成といった調整の手間を減らせる可能性があります。
- 提案内容を確認・修正してから確定する流れになっているため、社内の承認プロセスに沿って一度ドラフトを作成し、関係者に確認してもらうといった使い方にも向いていそうです。
気になる点
- Agent HubとAgent BuilderはProおよびEnterpriseプラン限定のため、Breeze Assistant自体は全ハブ・全ティアで使えても、実際にエージェントを作り込むにはプランのアップグレードが前提になる点は留意が必要です。
- 提案される構成案の精度がCRMデータの整備状況に依存すると見られ、顧客データの入力が不十分なポータルでは、期待通りの提案が得られない可能性があります。
- チャット形式でのやり取りが日本語でどこまで自然に機能するかは、現時点では公開情報からは不明です。業務での本格運用前に、実際の対話品質を確認しておく方が安心です。
今後への期待
- ベータ版とのことなので、正式リリースまでに提案の精度やカスタムコード生成の対応範囲がどこまで広がるか注目したいところです。
- 設定後の運用フェーズでも、パフォーマンスデータを踏まえた改善提案までBreeze Assistantが行えるようになれば、構築だけでなく運用改善の負荷も軽減できそうです。
- 社内の承認フローと連携し、提案内容の変更履歴や承認記録を残せる仕組みが加われば、稟議を伴う業務での活用もしやすくなると考えられます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。