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HubSpot AI画像刷新とCRM利便性向上で、ビジネスを加速させる実務戦略

作成者: 加藤 茉夏|2026/03/30

デジタルマーケティングや営業活動の基盤として欠かせないHubSpotにおいて、実務の利便性を大きく左右する重要なアップデートが実施されました。今回の更新では、生成AIによるクリエイティブ制作の質向上から、ワークフローの改善、そしてチームコミュニケーションの円滑化まで、多岐にわたる進化が見られます。

本記事では、多忙なビジネスパーソンが押さえておくべき3つの主要なアップデートについて、その戦略的活用法を解説します。

1. AI画像生成モデルのアップグレード(GPT Image 1.5への刷新)

Content Hub Starter以上のプランで利用可能なAI画像生成機能が、従来のGPT Image 1からGPT Image 1.5へとアップグレードされました。この刷新により、画像品質が大幅に向上しています。

  • ビジュアル品質の向上 
    ブログのヘッダー、SNS用グラフィック、カスタムサムネイルなどが、ブランドやキャンペーンの目標により合致した高品質なビジュアルで作成可能になります。
  • 制作フローの内製化とスピードアップ 
    HubSpot内で高品質なアセット生成が完結するため、CanvaやGeminiといった外部ツールとの往復を減らし、シームレスなコンテンツ制作フローを実現します。
  • 将来の拡張性 
    本モデルは今後予定されている「高度な画像編集機能」の土台となります。将来的に、AIによる部分的な修正や加工がHubSpot上で直接行えるようになることが期待されています。

実務上の視点: 日本語のプロンプトについては、まだ精度に改善の余地があるかもしれませんが、クリエイティブの「初校」を素早く立ち上げることで、制作リードタイムの劇的な短縮が見込めます。

下は実際にこの内容についてHubSpot AIに書かせてみたものです。

2. ワークフローにおける「営業日(平日)」サポート

オートメーションの中核である「遅延(ディレイ)」アクションが更新され、週末を除外するオプションが追加されました。この設定を有効にすると、遅延期間を「月曜から金曜」のみでカウントします。

  • ビジネスサイクルとの同期
     例えば、金曜日に「1日後のフォローアップ」が発生した場合でも、週末をスキップして翌週の月曜日にアクションが実行されます。
  • エンゲージメントの最大化 
    ターゲットが反応しにくい週末のメール送信を自動的に回避。コンバージョン率やエンゲージメント率の向上が期待できる最適なタイミングでアプローチが可能になります。
  • 手動調整コストの削減 
    これまで営業日に合わせて遅延を手動調整していた手間を省き、ロジックの簡素化を実現します。

3. Slack上でのHubSpotリンクプレビュー対応

HubSpotの最新情報より拝借

Slack内でHubSpotのレコードリンク(取引、コンタクト等)を共有した際、詳細情報が自動で展開されるプレビュー機能が公開ベータ版として提供されました。

  • 情報の可視化と意思決定の迅速化
     URLをクリックしてブラウザを立ち上げることなく、Slack上で主要なCRMフィールドを即座に確認できます。
  • サポート対象と表示項目
    • 取引: 名前、金額、ステージ、優先度、所有者
    • チケット: タイトル、パイプライン、ステージ、優先度、作成/更新日
    • 会社: 名前、ドメイン、業種、収益
    • コンタクト: 氏名、役職、メールアドレス、電話番号

利用方法: 本機能は以下の製品アップデートページより、対象のポータルへログインして申請が可能です。 https://app.hubspot.com/l/product-updates/?rollout=225897

まとめ

今回のアップデートは、「クリエイティブ制作の効率化」と「オペレーション品質の最適化」という2つの側面に焦点を当てたものと言えます。

AIによるビジュアル制作の加速と、営業日に即した正確な自動化プロセスを組み合わせることで、顧客へのアプローチ精度を最大化し、組織全体のパフォーマンスを向上させることが可能です。最新機能を活用し、自社のビジネスプロセスをさらに進化させていきましょう。

本記事の要約版ポッドキャストエピソードを、以下よりご視聴いただけます。