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Microsoft Ads(マイクロソフト広告)とのインテグレーション

作成者: 田村 慶|2026/09/02

概要

Microsoft AdsアカウントをHubSpotに接続し、他の広告チャネルと並べてレポートやアトリビューションデータを確認できるようになりました。本機能は現在パブリックベータとして提供されています。

Microsoft Adsは主要な広告チャネルのひとつであり、特にBing広告はGoogle広告の代替として低コスト・高ROIが期待できる選択肢となり得ます。また、MicrosoftはNetflix、Max、Hulu、Rokuなどとのパートナーシップにより、動画やCTV(コネクテッドTV)といった成長性の高い広告フォーマットも提供しています。

この連携で何ができるのか

Microsoft AdsアカウントをHubSpotに接続すると、すべての広告データを一元的に管理できます。さらに、広告に反応したコンタクト数や、関連付けられた取引から算出される広告のROIも確認できます。これはMicrosoft Ads単体では測定できないものです。

利用方法

Microsoftアカウントの作成・接続

広告ツールを初めて利用する場合は、マーケティング>広告に移動し、広告を開始をクリックします。Microsoftのアイコンを選択し、認証フローに従って進めてください。

すでに広告ツールを利用したことがある場合は、マーケティング>広告に移動し、右上の設定(歯車アイコン)をクリックします。アカウントを接続をクリックし、Microsoftのアイコンを選択して認証フローに従ってください。

レポート

接続が完了すると、Microsoftのキャンペーンが管理タブと分析タブに、他の広告ネットワークと並んで自動的に表示されます。キャンペーン、広告グループ、広告単位のレポートも、他のネットワークと同じ場所で利用できます。

アトリビューション

自動トラッキングを有効にすると、HubSpotがMicrosoft広告のURLにUTMパラメーターを自動的に付与します。これにより、どのコンタクトがMicrosoft広告をクリックしたか、そのクリックからいくつの取引が生まれたか、そしてMicrosoft Ads全体のROIを確認できます。

ワークフローへの登録

Microsoft広告に反応したコンタクトを、HubSpotのワークフローに自動的に登録できます。広告へのエンゲージメントを直接のトリガーとして、パーソナライズされたフォローアップが可能になります。

対象

本機能は、すべてのHubSpot Hubおよびすべてのプランで利用できます。

対象

Hubspot Free Hub

株式会社100の視点

活用シーン

Google広告に加えてMicrosoft Ads(Bing広告)を併用しているお客さまであれば、複数チャネルの広告データを一箇所にまとめて確認できるようになります。特にBtoB領域や特定業種ではBing検索の利用率が一定あり、Google広告に比べて低コストで運用できるケースも見られるため、広告予算の選択肢を広げる材料として役立ちます。また、広告クリックからワークフローへの自動登録ができる点は、問い合わせフォーム送信前の見込み顧客に対して、営業部門への連携やフォローアップメール送信までを自動化したいお客さまに向いています。ROIを取引データと紐づけて可視化できるため、マーケティング部門が広告効果を経営層や営業部門に説明する際の材料としても活用できそうです。

気になる点

  • パブリックベータでの提供のため、正式リリース時に接続方法やレポート項目、UTMパラメーターの自動付与ロジックなどが変更される可能性がある点は留意が必要です。
  • 本文からは日本語UIでの表示や日本国内アカウントでの動作可否は明確でなく、現時点では不明ですが、実際に接続してみて日本語のキャンペーン名や広告文が正しく表示されるかは確認が必要と思われます。
  • アトリビューションは自動トラッキング(UTM自動付与)を有効にすることが前提となっているようで、すでに独自のUTM運用ルールを持つお客さまは、既存の計測ルールとの整合性を事前に確認したほうがよさそうです。
  • すべてのHub・プランで利用できるとありますが、Free Hubでの利用範囲やレポートの粒度に制限があるかどうかは記載がなく、実際の画面で確認する必要があります。

今後への期待

現状はキャンペーン・広告グループ・広告単位のレポートとアトリビューション、ワークフロー連携が中心のようですが、今後はGoogle広告やLinkedIn広告など他チャネルとの横断比較レポートがより深く統合され、チャネル別のROI比較がダッシュボード上で直感的に行えるようになることが期待されます。また、概要で触れられている動画・CTV(コネクテッドTV)広告フォーマットへの対応が進めば、検索広告だけでなく動画広告のアトリビューションまでカバーできるようになり、活用の幅がさらに広がると見られます。正式リリースに向けて、日本語環境での表示や動作の情報が公開されることも期待したいところです。

※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。