概要
CRMパイプラインのルールを管理できる公開APIが提供されました。これには、パイプラインのステージに基づいてオブジェクトを編集するルール、ステージ作成の制限、ステージへの後戻り、ステージのスキップ、および案件承認要件などが含まれます。
本アップデートは現在パブリックベータとして公開されています。
重要な理由
これで、ご自身の外部ツールや連携機能を通じて、パイプラインのルールを直接管理できるようになりました。これにより、HubSpotのパイプラインAPIの機能がさらに充実します。
仕組み
このAPIは、2026-09以降のAPIバージョンでのみ利用可能となります。詳細については、公開APIドキュメントをご覧ください。ベータ版に登録すると、そのリンクから適切なページに遷移します。
対象
この機能は、HubSpotの「Professional」および「Enterprise」のすべてのプランで利用可能です。
対象
CMS Hub Professional/Enterprise、Commerce Hub Professional/Enterprise、Core Seats Enterprise Hub、Core Seats Professional Hub、Marketing Hub Professional/Enterprise、Data Hub Professional/Enterprise、Sales Hub Professional/Enterprise、Service Hub Professional/Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
- 案件(ディール)や案件以外のパイプラインオブジェクトについて、ステージ移行のルールをAPI経由で管理できるため、複数事業部で類似パイプラインを多数運用しているお客さまが、設定変更をスクリプトやテンプレート化して一括反映する用途に向いています。
- ステージのスキップ制限や後戻り制御、承認要件などを外部システムと連携させることで、社内の稟議・承認フローと連動したパイプライン運用を構築しやすくなると考えられます。
- 基幹システムや独自の内製ツールからパイプライン構成を管理しているお客さまにとって、UI操作を介さずに構成変更を自動化できる点は運用負荷の軽減につながります。
気になる点
- 2026-09以降のAPIバージョンでのみ利用可能とされており、既存の連携基盤が古いAPIバージョンに依存している場合は移行作業が発生する可能性があります。
- 現時点ではパブリックベータのため、正式リリース時に仕様や挙動が変更される前提で検証・利用する必要があります。本番運用への即時組み込みは慎重に判断したほうがよさそうです。
- 対象プランがProfessional/Enterprise以上に限定されており、Starterプランのお客さまは利用できない点は留意が必要です。
- ドキュメントが開発者向け英語リソースを想定した記載になっており、日本語での実装ガイドや設定例が現時点でどの程度整備されているかは不明です。
今後への期待
- 正式リリース時には、承認要件やステージ制御のパターンがより細かく設定できるようになることが期待されます。
- パイプラインルールの変更履歴や監査ログもAPI経由で取得できるようになれば、内部統制やインボイス制度・電子帳簿保存法対応など証跡管理が求められる業務にも活用しやすくなると見られます。
- 今後、国内の主要な業務システムやワークフローツールとの連携テンプレートが充実すれば、導入検討のハードルはさらに下がると考えられます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。