MA(マーケティングオートメーション)ツールは、現代のデジタルマーケティングにおいて欠かせない存在となっています。企業は効率的かつ効果的にマーケティング活動を実施するために、さまざまなMAツールを活用しています。しかし、多くのツールが市場に存在し、その選定に悩む企業も少なくありません。
特に、国産か外資系か、無料か有料かなど、MAを導入する際はいくつかの判断軸を持って選ぶことが大切です。本記事では、MAツールの基本から特徴、国内外で人気のMAツール10選まで詳しくご紹介します。MAツール選定時の重要なポイントもご紹介しますので、最適なツール選びの参考にしていただければ幸いです。
MA(マーケティングオートメーション)ツールは、マーケティング活動の自動化を目的としたソフトウェアです。企業が顧客との関係を構築し、維持するための様々なプロセスを効率化し、マーケティング活動の効果を最大化することを支援します。
MAツールは、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)と混同されがちですが、これらはそれぞれ異なる役割を持っています。CRMは顧客との関係管理に特化し、SFAは営業プロセスの管理を目的としていますが、MAツールはマーケティング活動全般を自動化し、リードの育成や顧客の行動追跡を通じて最適なマーケティング施策を提供するものです。
出典:HubSpot
MAツールは、マーケティング活動の自動化を目的としたソフトウェアです。これまで、手作業で行っていたタスクを自動で実行することが可能です。例えば、メールマーケティング、リード管理、キャンペーンの追跡など、マーケティング活動の多くの部分を自動化することで、企業は効率的かつ効果的に顧客とコミュニケーションを取ることができます。
CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)と比べて、MAツールは主にマーケティング活動の自動化に焦点を当てています。CRMは顧客情報の管理に特化し、SFAは営業プロセスの管理を目的としていますが、MAツールはこれらのツールと連携しながら、より広範なマーケティング活動をサポートします。
これにより、企業は顧客の行動を追跡し、最適なタイミングで適切なメッセージを送ることが可能です。その結果、担当者は業務負荷を下げることができ、よりクリエイティブな業務に専念できるほか、顧客接点を最大化することで商談数や売上アップに貢献します。
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デジタル化の進展にともない、MAツールの市場も急速に拡大し続けています。株式会社アイ・ティ・アール(ITR)の調査によると、2022年度のMA市場の売上金額は269億円に達し、前年度比14.7%増加しました。
さらに、2023年度も同14.9%増と好調な伸びを予測しています。特にBtoC向けの市場がBtoB向け市場を上回る成長を見せており、2027年度にはBtoC向け市場が335億円、BtoB向け市場が220億円に達すると予測されています。この成長の背景には、新規ユーザーの増加や既存システムの拡張があり、各ベンダーも積極的に機能拡張やマーケティング活動を進めています。
世界最大級のITソフトウェアのレビュープラットフォームであるG2では、400を超えるMAツールのレビューを紹介しています。以下の表は、グリッドにまとめたものです。
ここまで、MAツールの基本や、MAツール市場が拡大し続けていることについて解説しました。しかし、なぜここまでMAが注目されているのでしょうか?その理由は、いくつかの要因が絡み合っています。ここでは、MAが注目される主な理由をご紹介します。
1つ目は、ユーザー行動の多様化に伴い、デジタルマーケティングの強化が求められていることが挙げられます。インターネットの普及により顧客は検索エンジンやSNSなどを活用し、オンラインで情報を収集するといったように、自己完結型の購買プロセスが主流となりました。
企業はこのような顧客のオンライン行動に対応するために、デジタルマーケティング戦略を強化する必要があります。そこでMAツールを活用することで、顧客の行動データをリアルタイムで追跡し、最適なタイミングでパーソナライズされたコンテンツを提供することが可能です。その結果、顧客体験を向上させ、購買意欲を高めることができます。
マーケティング人材の不足と業務効率化もMAが注目される重要な理由です。とりわけ日本における少子高齢化にともなう労働力不足は、国内企業にとって大きな課題となっています。特にマーケティング分野では、高度なスキルを持つ人材の確保が困難であり、限られたリソースで効率的に業務を遂行することが求められます。
そこでMAツールを導入することで、日常のマーケティング業務を自動化し、効率化を図ることができます。これにより、少人数のチームでも高度なマーケティング戦略を実行することが可能となり、結果として生産性の向上につながります。
AI技術の進化と高機能化もMAが注目される要因です。AI技術が進化する中で、MAツールにもAIを活用した高度な機能が搭載されるようになっています。これにより、顧客データの分析がより精度の高いものとなり、ターゲティングやカスタマージャーニーの自動化が可能となります。
AIを活用することで、企業は顧客一人ひとりに最適化されたアプローチを実現し、効果的なマーケティング活動を展開することが可能です。これにより、競争力を高めるとともに、顧客満足度の向上を図ることができます。
日本国内におけるMA市場は拡大の一途を辿っています。株式会社矢野経済研究所が2021年に発表した「DMP/MA市場に関する調査」によると、2021年の市場規模は600億円に達し、前年と比べて約60億円の成長を見せました。この成長の背景には、新型コロナウイルス感染症拡大によるオンラインビジネスの発展や企業によるECサービスへの投資が挙げられます。
主要な国産MAツールには、「BowNow」や「SATORI」、「SHANON MARKETING PLATFORM」などがあり、それぞれが特定のニーズに応じた機能を提供しています。日本国内におけるMAシェアは以下のとおりです。
参考:「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年1月)
参考:ITmedia マーケティング
海外のMA市場も国内同様に成長を続けています。特にアメリカやヨーロッパの市場が大きく、「HubSpot Marketing Hub」や「Marketo Engage」などのツールが高いシェアを誇ります。これらのツールは、広範な機能と柔軟なカスタマイズ性を備えており、大企業から中小企業まで幅広く利用されています。
世界的には、2024年には64億ドルの市場規模に成長すると予測されており、今後もますます多くの企業がMAツールを導入することが期待されています。海外におけるMAシェアは以下のとおりです。
参考:Datanyze社 Marketing Automation
近年、MA市場の拡大に伴い、国内外で数多くのMAツールが展開されています。それぞれ、機能や特徴、利用費用が異なるため、どれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。
以下の表では、MAツール10社をまとめています。レビューサイトのG2とITreviewのスコアとレビュー数も記載していますので、ぜひ参考にしてください。
G2は、ソフトウェアとサービスのレビューサイトであり、ユーザーによる評価とレビューを集め、製品の比較を行うための情報を提供しています。企業や個人が実際の使用感をもとに評価するため、信頼性の高いレビューが得られます。
ITreviewは、日本国内で提供されているIT製品やサービスのレビューサイトです。ユーザーの評価やレビューを基に、IT製品の比較や選定に役立つ情報を提供しています。特に日本市場に焦点を当てたレビューが多いのが特徴です。
ここでは、数あるMAツールの中から厳選した10社のサービスをご紹介します。各製品の特徴、主な機能、価格、サポート内容をそれぞれ解説しますので、MAツールを選ぶ際の参考にしてください。
HubSpot Marketing Hubは、企業のマーケティング活動を効率化し、効果を最大化するための強力なツールです。HubSpotのマーケティングオートメーションソフトウェアは、CRMデータを基盤としており、メール送信の自動化、リードスコアリング、フォローアップなどの機能を提供します。
特徴
HubSpot Marketing Hubは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと豊富な機能が特徴です。特に、メールマーケティング、リード管理、キャンペーン管理、ソーシャルメディア管理など、多岐にわたるマーケティング活動を一元管理できます。
主な機能
価格
HubSpot Marketing Hubは、無料プランからスタートできますが、より高度な機能を利用するには有料プランが必要です。
サポート内容
HubSpotは充実したサポートを提供しており、オンラインのヘルプセンター、チュートリアル、コミュニティフォーラム、電話およびメールサポートなど、多岐にわたるサポートオプションがあります。また、HubSpot Academyを通じて無料のトレーニングコースや認定資格を取得することも可能です。
【良い口コミ・評判】
当社は創業当初から、SaaS の多くのユースケースで Hubspot Marketing Hub を使用しています。アウトリーチとトライアル登録ユーザーの育成のために、メール ドリップ シーケンスを設定しました。Marketing Hubを使用することで、コンバージョン率を追跡し、コンバージョン率の向上に向けて最適化できるようになりました。使い方は非常に簡単で、スタック内のさまざまな他のツールとシームレスに統合されます。本当に気に入っています。
引用:G2
【悪い口コミ・評判】
CRM を操作してすべてのツールを習得するには、ある程度の時間がかかります。また、統合によってワークフローをさらに開発できれば素晴らしいと思います。
引用:G2
出典:Marketing Cloud Account Engagement
Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)は、Salesforceが提供するB2B向けのマーケティングオートメーションツールです。CRMと統合されたプラットフォームで、マーケティング活動を自動化し、顧客エンゲージメントを強化します。
特徴
Marketing Cloud Account Engagementは、SalesforceのCRMとシームレスに統合されており、営業とマーケティングチームが連携して顧客のライフサイクル全体を管理できます。AIを活用した機能も充実しており、データドリブンなマーケティングを実現します。
主な機能
価格(全て年間契約)
サポート内容
Salesforceは、年中無休対応のサポートを提供しており、Premier Success Planに加入することで、さらに高度なサポートとサービスレベルアグリーメント(SLA)が提供されます。また、オンラインの学習プラットフォーム「Trailhead」を利用して、製品の使い方を学ぶことも可能です。
【良い口コミ・評判】
セールスフォースによって設計および開発されたこの自動化されたマーケティング ツールは、CRM の応用が非常に使いやすく、マーケティングおよび開発の分野での調査に役立ちます。迅速なエンゲージメントとより適切に実装された機能により、マーケティング分析を実行し、すべてのリアルタイム プラットフォームでデジタル逆境を促進することができます。事前に構築されたパーソナライゼーションと頻繁なマーケティング分析手法との統合、および高度な顧客サポートにより、顧客エンゲージメントの拡大と収益の増加に役立ちます。アカウント管理が容易で、B2B マーケティング戦略に適しています。
引用:G2
【悪い口コミ・評判】
慣れの問題かもしれませんが、セグメンテーションリストの設定が複雑で、毎回戸惑います。操作ボタンに専門用語が多く、言葉が分かりづらいです。初心者でも分かりやすい形になると、良いかと思います。
引用:ITreview
Marketo Engageは、Adobeが提供するマーケティングオートメーションツールで、特にB2Bマーケティングに強みを持っています。
特徴
Marketo Engageは、高度なリード管理と顧客エンゲージメントを実現するためのツールです。Adobeの豊富なデジタルマーケティング機能と統合されており、複雑なマーケティングキャンペーンを一元管理できます。
主な機能
価格
Marketo Engageは企業の規模やニーズに応じてパッケージを用意しています。具体的な料金については問い合わせにて見積もりが必要です。
サポート内容
Adobeは、年中無休のカスタマーサポートを提供しており、オンラインヘルプやトレーニングリソースも充実しています。また、定期的なウェビナーやセミナーを通じて、ユーザーのスキル向上を支援しています。
【良い口コミ・評判】
Marketo の最も優れた点の 1 つは、B2B プラットフォームとして活用できることです。連絡先をアカウント レベルまでレベルアップできることは、B2B 顧客を扱う Saas プラットフォームで作業する場合に不可欠です。Marketo は、非常に強力なデータベース機能と他のプラットフォームとの包括的な同期を備えているため、作業に優れた製品となっています。必要な機能はすべて実行でき、それ以上の機能も備えています。
引用:G2
【悪い口コミ・評判】
ソフトウェアはタスクを最適かつ問題なく実行しますが、このプログラムのインターフェイスは時代遅れで、簡単に言えば見た目に魅力的ではありません。プログラムのイメージをカスタマイズする点で、よりダイナミックになるように、今後のアップデートに興味があります。もう 1 つの問題は、コストが高いことです。このツールはどの企業でも使用できるわけではなく、取得するにはかなりの金額を支払う必要があります。デモバージョンはあまり完全ではなく、コンテンツにアクセスしてプログラムを実際にテストするには、サブスクリプションを支払う必要があります。
引用:G2
BowNowは、手軽に使える国産のマーケティングオートメーションツールで、中小企業から大企業まで幅広く利用されています。
特徴
BowNowは、初めてのMAツール導入にも最適なシンプル設計が特徴です。無料プランから始められるため、低コストでマーケティング活動を開始できます。
主な機能
価格(税抜き)
BowNowの価格は無料プランからスタートでき、ニーズに応じて必要な機能を追加できます。
サポート内容
BowNowは、初めてのMAツール導入でも安心して使えるように、専任担当者による手厚いサポートを提供しています。また、操作講習や勉強会も定期的に開催されており、ユーザーのスキル向上を支援します。
【良い口コミ・評判】
ツール自体の操作性が高く、大きなアイコンでわかりやすく配置されており新入社員など初心者でも簡単に使いこなすことができました。アクセス状況や興味分野などに絞った絞り込みなども簡単に操作でき非常に役立っています。
引用:ITreview
【悪い口コミ・評判】
クラウドサーカスのアカウントからBowNowのアカウントへ二段階でログインする仕様上、毎回ログインするのは少し手間に感じます。タイムアウトする時間も短いため、もう少し長時間ログインを保持してもらえると利便性があがりそうです。
また、名寄せ機能で複数のリードを統合した際にタグ情報が統合されない仕様ですが、タグのように複数の情報を付与できる項目は自動的に統合されると手修正しなくて済むので、今後のバージョンアップを期待しています。
引用:ITreview
SATORIは、匿名の見込み顧客にもアプローチできる国産のマーケティングオートメーションツールです。
特徴
SATORIの最大の特徴は、匿名の見込み顧客にもアプローチできる点です。これにより、問い合わせ前の潜在顧客を逃さず、商談機会を最大化します。
主な機能
価格
SATORIは初期費用と月額費用が掛かります。また従量課金が発生する場合もあります。
※別途、従量課金が発生する場合あり
サポート内容
SATORIは、導入前後のサポートが充実しており、専任のサポートチームが運用支援を行います。オンラインヘルプ、セミナー、ユーザーコミュニティなど、多岐にわたるサポートが提供されています。
【良い口コミ・評判】
今までHPのコンタクトフォームを使い、メルマガも別々のリストで管理していたが、フォームからメルマガ配信まで一貫してできるようになり、業務効率と精度が大幅にアップした。国産MAでUIも使いやすくおすすめ。
引用:ITreview
【悪い口コミ・評判】
機能が多すぎてまだ活用しきれていないので、そこのサポートが欲しいです。またオンラインマニュアルも見やすいとは言えないため、そこが改善されるとより使い勝手が良くなると思います。
引用:ITreview
SHANON MARKETING PLATFORMは、展示会や資料請求などで獲得したリードを一元管理し、商談化を支援するMAツールです。
特徴
SHANON MARKETING PLATFORMは、リード管理から商談管理までを一元化し、SFA機能も備えています。多様なマーケティングチャネルに対応できる点が特徴です。
主な機能
価格
SHANON MARKETING PLATFORMは、リード数や利用機能に応じて変動します。
※個別の要件にあわせて追加費用が発生する場合あり
サポート内容
SHANON MARKETING PLATFORMは、導入前から導入後まで一貫したサポートを提供しており、定期的なセミナーやウェビナーも開催しています。専門のサポートチームが、企業のマーケティング活動をサポートします。
【良い口コミ・評判】
ウェビナーの参加登録や視聴状況、アンケート、顧客へのメール配信などで利用でき、関連情報を取得できます。入力やログインのフォームと連携させて情報を取得したり、Webページのトラッキング履歴の取得や営業活動の履歴と連携させて、顧客台帳としても活用できます。価格的に大人数でも利用しやすく、担当者やサポートにコンタクトがとりやすく、サポートしてくれます。
引用:ITreview
【悪い口コミ・評判】
使い方をマスターするまでがかなり大変。トレーニングと呼ばれるものはあったが分かりにくかったので不要だった。企業に合わせて使いそうなツールだけをとりあえず教え込んでくれる時間がほしかった。
引用:ITreview
Mailchimpは、使いやすさと豊富な機能で人気のメールマーケティングツールです。特に、中小企業やスタートアップに適しています。
特徴
Mailchimpは、直感的な操作性と豊富なテンプレートが特徴です。メールマーケティングだけでなく、CRMやオートメーション機能も備えており、総合的なマーケティング活動をサポートします。
主な機能
価格
Mailchimpは、無料プランから利用可能です。利用する機能やリストサイズに応じて価格が変動します。
サポート内容
Mailchimpは、オンラインヘルプ、チュートリアル、フォーラムなどのサポートリソースが充実しており、年中無休のサポートも提供しています。また、カスタマーサポートも利用可能です。
【良い口コミ・評判】
Mailchimp は、電子メール マーケティングの自動化と最適化という点では間違いなく素晴らしいです。直感的でユーザー フレンドリーなインターフェースを備えています。これにより、オーディエンスの行動や以前のやり取りに基づいてテンプレートをカスタマイズできます。分析およびレポート ツールを使用すると、数値を追跡し、それに基づいてマーケティングの決定を下すことができます。
引用:G2
【悪い口コミ・評判】
Mail Chimp ではサービス停止やサービスの問題は非常にまれですが、発生したときにカスタマー サービス チームの担当者と連絡を取るのは非常に面倒な作業です。現在のプランでは、サポート チームにメールやライブ チャットでチケットを送信する必要があります。このレベルのサポートは基本的なトラブルシューティングにしか役立ちませんが、アカウント固有の問題を解決することはできず、サポート担当者と連絡を取るのに数日かかります。
引用:G2
b→dashは、ノーコードでデータの連携・取込・加工・統合・活用を実現する業界シェアNo.1のデータマーケティングプラットフォームです。
特徴
b→dashは、SQLを使わずにノーコードでデータ基盤を構築できる点が最大の特徴です。また、MA機能だけでなく、BIやWeb接客、CDPなど、16種類の機能をAll in Oneで提供しており、追加費用を大幅に削減できます。
主な機能
価格
b→dashの価格は企業の規模やニーズに応じてカスタマイズされます。具体的な料金についてはお問い合わせが必要です。
サポート内容
b→dashは、オンボーディングプログラムを提供しており、ツール導入から施策分析の実施までを1〜3ヶ月でサポートします。また、充実したカスタマーサポートが提供されており、各業界に最適な施策分析集も活用できます。
【良い口コミ・評判】
自社サイトでのデジタルマーケティングの施策を実施する際に、クイックスタートが可能なツール。特に会員データに合わせたシナリオを準備し、メール配信やWeb接客の実装が早いスピード感で実装できる。施策ごとに提携のレポートや、BIツールによるレポートがあるため、レポート作成業務についてはほぼ必要なくなります。取り込めるデータについても相当数のレコードを取り込むことは可能なため、大規模サイトでも問題なく稼働すると思います。
引用:ITreview
【悪い口コミ・評判】
検索や抽出、アクセスすべて1つ1にかなり時間がかかります。そのため作業効率は悪いです。改善希望です。分析(データ集計)機能は追加費用のため、弊社のようにそこは付けないとなると出来ることが限られMAツールではなく配信ツールになってしまうためその機能がなくても例えばWebアクセスログから解析ができたらと思います。
引用:ITreview
List Finderは、BtoB企業向けの「だれでも、無理なく、かんたんに」使えるMAツールです。
特徴
List Finderは、BtoB企業に特化したシンプルな機能と画面設計が特徴で、初心者でも簡単に使える点が魅力です。無料プランからスタートできるため、スモールスタートに最適です。
主な機能
価格
List Finderは、無料プランと有料プランが用意されており、有料プランは企業の規模やニーズに応じて選択できます。
※初期費用が別途100,000円掛かります。(フリープランは無料)
サポート内容
List Finderは、導入時からコンサルタントが無料でサポートし、運用代行サービスも提供しています。手厚いサポートがあるため、ノウハウがなくても安心して利用できます。
【良い口コミ・評判】
MA機能に特化していてDX初心者でも簡単に使いこなすことが出来ます。日々の問い合わせ客や展示会での訪問客、営業マンからの新規の名刺を登録しています。メルマガとの連携がとてもうまくいっています。
引用:ITreview
【悪い口コミ・評判】
ステップメールの機能があるが、開封していない人にメールを送り続けることしかできないので、使い道が非常に限定される。ウェブ来訪者の通知機能はあるがスコアリングの設定がとてもシンプルなので、絞り込みが思うようにできない。
引用:ITreview
Zohoは、CRMと統合されたマーケティングオートメーション機能を提供するツールです。Zoho CRMは、見込み客の獲得、管理・分類、ナーチャリング、データ分析などの主要機能を網羅しています。
特徴
Zoho CRMは、マーケティングと営業活動を一気通貫で管理できる点が特徴です。豊富なMA機能を搭載し、企業のマーケティング戦略を総合的に支援します。
主な機能
価格
Zoho CRMの価格は、企業の規模やニーズに応じてパッケージを用意しています。具体的な料金については問い合わせにて見積もりが必要です。
サポート内容
Zohoは、年中無休のサポートを提供しており、オンラインヘルプ、チュートリアル、ユーザーコミュニティなど、さまざまなサポートリソースが充実しています。また、定期的なセミナーやウェビナーも開催しています。
【良い口コミ・評判】
堅牢性と豊富な機能により、取引とそのパイプラインを簡単に管理できます。パラメータを正しく設定すれば、過去の注文履歴、予測される売上などの詳細と長期的な価値をすべての顧客情報とともに管理できます。他のプラットフォームとの統合も簡単です。バックグラウンドでワークフローを実行すると、実装も簡単です。Zoho カスタマー サポートは迅速で、いつでもサポートを受けることができます。
引用:G2
【悪い口コミ・評判】
ボタンやオプションが多すぎて、次に何をすればいいのかわからなくなることがあります。また、時々少し遅くなるので、遅いコンピューター ゲームの読み込みを待つような、イライラした気分になります。さらに、動作にはインターネットが必要なので、インターネットが遅かったり機能しなかったりすると、まったく使用できません。
引用:G2
マーケティングオートメーション(MA)ツールの選定は、企業のマーケティング戦略の成功を左右する重要なステップです。以下のポイントを押さえることで、自社に最適なMAツールを選定し、効果的なマーケティング活動を実現することができます。
MAツールを選定する際には、まず無料トライアルが提供されているかを確認することが重要です。無料トライアルを活用することで、実際にツールを使用し、機能や使い勝手を確認することができます。特に初めてMAツールを導入する企業にとっては、無料トライアルを通じて実際の使用感を確かめることが、導入後の失敗を避けるための有効な手段となります。
また、無料トライアル期間中にサポート体制やドキュメントの充実度を確認することも重要です。これにより、導入後の運用がスムーズに進むかどうかを判断する材料とすることができます。
MAツールの選定において最も重要なポイントの一つは、必要な機能が揃っているかどうかです。まず、社内でMAツール導入の目的を明確にし、達成すべきゴールを設定します。その上で、ゴール達成に必要な機能を洗い出し、それらが選定中のMAツールに搭載されているかを確認することが重要です。
たとえば、リード管理、メールマーケティング、キャンペーン管理、分析機能など、特定の機能が欠かせない場合、その機能が十分に備わっているツールを選ぶ必要があります。導入後に「やりたかったことができない」とならないよう、事前に機能の確認を徹底しましょう。
MAツールの使いやすさも選定時の重要なポイントです。いくら高機能なツールでも、使いこなせなければ効果を発揮できません。インターフェースが直感的で操作しやすいか、操作マニュアルやヘルプガイドが充実しているか、サポートが受けやすいかなどをチェックしましょう。
実際に使用する担当者が簡単に操作できることが、ツールの活用度を高め、結果的にマーケティング活動の効率化につながります。無料トライアル期間中に、ツールの操作性をじっくりと確認することが推奨されます。
MAツールの導入費用はツールによって大きく異なります。導入費用だけでなく、月額費用や追加機能のコスト、トレーニング費用なども考慮する必要があります。予算内で最大限の効果を得るためには、コストパフォーマンスが高いツールを選定することが重要です。
また、長期的な視点で運用コストを見積もり、予算オーバーを避けるための計画を立てましょう。価格が高いツールが必ずしも優れているわけではなく、自社のニーズに合った機能を持ち、かつコストに見合う効果を発揮するツールを選ぶことが重要です。
MAツールのシステム拡張性も重要なポイントです。特に、既存のSFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理)システムと連携できるかどうかを確認することが必要です。これにより、営業部門とのスムーズな連携が可能となり、顧客情報の一元管理やマーケティング施策の効果測定が容易になります。
ツールによってデータ連携やシステム拡張性に違いがあるため、導入前に必ず詳細を確認しましょう。すでにCRMやSFAを導入している場合、そのツールとMAツールが連携可能かどうかをチェックすることも重要です。連携がスムーズに行えるツールを選ぶことで、システム全体の効率性を高めることができます。
本記事では、企業の営業活動やマーケティング活動に欠かせない、MA(マーケティングオートメーション)ツールの基本から、国内・海外で人気のMAツール10選をご紹介しました。MAはツールごとに、費用や特徴、機能が異なるため、自社の導入目的や予算、将来的な拡張性も含めて慎重に検討する必要があります。
各社のサイトや資料だけでは判断しきれない可能性もあるため、G2やITreviewなどのレビューサイト内の投稿を参考にしたり、無料トライアルで実際に触れてみたりすることをおすすめします。HubSpotなどのMAツールは、基本的な機能を無料で利用できるフリーミアム制を導入しているため、はじめてMAを導入する企業に最適です。
※2025年1月時点の情報です。ご利用時の詳細は、各サイトをご確認ください。