2023年9月5日から8日まで(現地時間)、アメリカ・ボストンで開催中の「INBOUND 2023」。
ChatGPTが世に出てからというもの、世界各国の企業が生成AIを活用したサービスをローンチしてきました。HubSpotも例に漏れず、ChatSpot.aiを代表とする様々なサービス・ツールを私たちに提供してくれています。そして、今回のINBOUND2023でも、私たちのビジネスをサポートしてくれるであろう、多くの新機能が発表されました。
※ベータ版の機能を利用するには、HubSpot管理画面よりベータ版への参加が必要です。
https://knowledge.hubspot.com/ja/account/opt-your-hubspot-account-into-a-public-beta-feature
※INBOUND2023での発表をもとに翻訳した内容を記事にしています。各機能の名称や内容は実際のものと異なる場合があります。
※HubSpotのコンテンツアシスタントを利用する際は稲妻マーク「⚡︎」を探してみてください。あるいは「/」を冒頭に入れていただくことで一部機能を利用することができます。以下で紹介するAI機能のプロンプトにテキストを入力する際は機密情報を入れないように注意しましょう。
<目次>
Marketing HubやSales Hubは普段利用しているけど、ページ作成機能は殆ど触ったことがないHubSpotユーザーの方は意外といるのではないでしょうか?ブログやランディングページのテンプレートも使えるものですが、AIウェブサイト・ビルダーは、さらに初心者向けになっています。質問に答えることで、ペライチのウェブサイトを作成してくれます。
コンテンツ作成者は、キャンペーンのEメールの件名を簡単に生成できるようになり、Eメールエディター内でEメールのコピーを生成および編集できる機能が追加されました。 HubSpot のEメールに関する洞察とベストプラクティスを活用した件名ジェネレーターは、マーケティングEメールの内容を読み取り、それに応じて3つの件名を生成します。
ツールにプロンプトを表示する必要はなく、ボタンをクリックするだけで件名を生成できます。
日々のSNSでの投稿は、広報・マーケターの方々にとって、避けては通れないけど面倒なもの。この新機能は、HubSpotで制作されたページであれば、投稿する際に、AIが文章の作成を協力してくれます。記事のタイトルとURLのみという味気ないものから、アカウントの色を出した投稿を今よりもっと手軽に作成できます。
ウェブサイトのページ、ランディングページ、ブログの設定フィールドに新しいコンテンツアシスタント機能が追加され、ボタンをクリックするだけで タイトルやメタディスクリプションを生成できるようになりました。
この機能はページのコンテンツを分析し、Aiを使用してページのコンテンツを正確に表す魅力的なタイトルとメタディスクリプションを生成してくれます。ただ完全にお任せするには心細く、アイデア出しのサポートをしてくれるものと見ておいた方が良いかもしれません。
HubSpot AIがサポートするのはテキストだけではありません。なんとコンテンツを読み取り、画像を生成してくれます。HubSpotの画像生成について、まだHubSpotポータル内では利用することはできませんがChatSpotでは出力できるようになっているので、もし興味ある方はそちらでお試しください。
コンテンツ作成者は、書きたい内容をAIに伝えることでブログ エディター内でブログの概要、段落、アイデア、結論を生成できます。そのほか、既存のテキストを編集して、選択したテキストの書き換え、短縮、拡張、トーンの変更を行うことも可能です。
*対象範囲:ランディングページ、ウェブサイトページ、ブログ、グローバル コンテンツ、マーケティングEメール、ナレッジベース、受信トレイ、ソーシャル
AIがレポートの中身を読み取り、レポートの説明文を追加および編集してくれる機能です。レポート作成時に説明文を説明文を載せておく事に越したことはありませんが、この機能のおかげでレポートの内容を理解する時間が今より早くなるかもしれません。
HubSpot には標準でレポートのテンプレートが存在しますが、カスタムでレポートを作るケースが殆どのはず。しかしカスタムでレポートを作成しようとすると予想以上に時間がかかってしまいますよね。この機能は生成AIを使用して、簡単な質問だけでレポートを作成してくれるので、これまでかかっていた時間が短縮されるかもしれません。
受信トレイにAIが生成する会話要約を導入。アクティブなスレッド内の全チャンネルにわたる会話をコメント欄で要約できるようになりました。この機能により、受信トレイユーザーはすべてのメッセージを読まなくても、会話の文脈を素早く把握することができます。
コンテンツアシスタントを使用すると、顧客からの問い合わせに対する回答の生成から、既存のテキストや生成されたテキストの編集まで、選択したテキストの書き換え、短縮、拡大、トーンの変更によって行うことができます。
2023/9/12追記:
キャンペーンアシスタントはこちらのリンクからお試しできるようになっております。下記で紹介しているものの他にもご利用できる機能がありますので、ぜひお試しくださいませ。
キャンペーンアシスタントを使ってコピーを書き、ワンクリックでランディングページを作成できます。数分で何もない状態からランディングページを公開することができます。
キャンペーンアシスタントを使うことで、LinkedInとFacebook広告のコピーを作成することができます。ボタンをクリックするだけで、キャンペーン用に3つのバリエーションを試せます。
以上が今回のINBOUND2023で発表されたAI関連のアップデートになります。一部機能に関しては、公開ベータとして発表されていたため、すでに利用されているユーザーの方も多いかもしれませんね。
個人的にはウェブサイトアシスタントがとても便利に思えました。日本語だと精度が低くなる可能性が高いため、英語で行うことになりそうですが、それでもこれまでサイト制作にかかっていた時間が減らされるのはありがたいですね。
そういったわけで、面倒な作業をAIが代わりに行ってくれるというのはとても魅力的だなと感じた次第です。AI関連の機能は、まだまだ発展途上で、INBOUND2023発表後もしばらくは、新しい機能が続々出てくることが想定されます。
今後もチェックを怠らず、HubSpotユーザーの皆様に役立つ情報を提供してまいります。
※HubSpotのコンテンツアシスタントを利用する際は稲妻マーク「⚡︎」を探してみてください。あるいは「/」を冒頭に入れていただくことで一部機能を利用することができます。AI機能のプロンプトにテキストを入力する際は機密情報を入れないように注意しましょう。