概要
CRMのインデックスページ上のレコードを、関連付けられたオブジェクトのプロパティに基づいてフィルタリングできるようになりました。たとえば、取引のプロパティで連絡先を絞り込んだり、チケットのプロパティで企業を絞り込んだり、関連オブジェクトのデータに基づいて任意のプライマリレコードを絞り込んだりすることができます。
本アップデートは現在パブリックベータとして提供されています。
重要な理由
ビジネスを理解するには、データがどのように関連しているかを把握する必要があります。これまでは、「どの企業のサブスクリプションが更新時期を迎えているか」といった質問に答えるには、手動でデータをエクスポートしたり、リストやレポートを作成したりする必要がありました。
今回のアップデートにより、インデックスページ(「連絡先」、「企業」、「商談」、「タスク」など)上で直接フィルタリングを行い、営業機会を特定したり、実績を監視したり、アプリを切り替えたりデータをエクスポートしたりすることなく、リアルタイムでアクションを起こすことができるようになりました。
仕組み・使い方
CRMのインデックスページでは、次の手順でオブジェクト間フィルタリングを利用できます。
- フィルターパネルを開き、関連付けられたオブジェクトでフィルタリングするオプションを選択します
- 関連するオブジェクトタイプを選択します(例:取引のプロパティで連絡先をフィルタリングする)
- フィルタリングの条件となるプロパティと値を選択します
- フィルターを適用して結果を表示します。このビューを保存したり、フィルタリングされたレコードに対して一括操作を行ったり、ターゲットを絞ったアプローチに活用したりすることができます
対象
この機能は、すべての有料HubSpotプランでご利用いただけます。
対象
CMS Hub Starter/Professional/Enterprise、Commerce Hub Professional/Enterprise、Core Seats Enterprise Hub、Core Seats Professional Hub、Marketing Hub Starter/Professional/Enterprise、Data Hub Starter/Professional/Enterprise、Sales Hub Starter/Professional/Enterprise、Service Hub Starter/Professional/Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
取引のプロパティで連絡先を絞り込んだり、チケットのプロパティで企業を絞り込んだりと、関連オブジェクトのデータを起点にインデックスページ上で直接ターゲットを特定できます。これまでリスト作成やレポート、手動エクスポートを経由していた「更新時期が近いサブスクリプションを持つ企業」のような抽出作業を、CRMの画面上で完結できるようになる点が実務的です。
- 営業担当が商談状況から関連連絡先を素早く絞り込み、フォローの優先順位付けに使う
- カスタマーサクセス担当がチケット状況から企業を絞り込み、対応漏れを監視する
- 絞り込んだビューを保存し、一括操作やターゲットリストとして継続的に活用する
気になる点
現時点の情報では、フィルタリング可能な関連オブジェクトの階層の深さや、カスタムオブジェクトへの対応範囲までは明記されていません。複数階層にまたがる関連付け(例:企業配下の複数商談配下の連絡先)まで柔軟に扱えるかは不明です。また、ベータ版提供のため、正式リリース時にフィルター条件の種類や表示速度、権限設定まわりの挙動が変わる可能性がある点は留意が必要です。稟議や部門間での運用ルールを固める前に、対象データ量が多い環境でのパフォーマンスを確認しておくと安心です。
今後への期待
関連オブジェクトを跨いだフィルター条件をレポートやワークフローの起点条件としてそのまま流用できるようになると、リアルタイムでの意思決定からアクション実行までの流れがより一貫したものになると見られます。カスタムオブジェクトや多段階の関連付けへの対応拡大、フィルター条件の共有・テンプレート化なども期待したいところです。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。