HubSpotのCRMビューとヘルプデスクボードが大幅にアップデートされました。これまでテーブルとボードの二択だったCRM一覧ページに、ガントチャートやカレンダーなど4種類の新ビュータイプが追加されています。本記事では、今回の2つのアップデートの内容と、実際の業務への活用シーンを解説します。
ヘルプデスクボードがCRMボードと同じ操作感に刷新
アップデートの概要
HubSpotのヘルプデスクボードのデザインが一新され、CRMボード(取引のパイプライン画面など)と同等の操作感が実現しました(Service Hub Pro(サービスハブ プロ)以上・公開ベータ)。
これまで営業とサポートを兼任しているユーザーは、CRMボードとヘルプデスクボードの間で操作感の違いに戸惑う場面がありました。今回のアップデートで、その違和感が大幅に解消されます。
主な変更点
- ボードカードのカスタマイズ:表示するプロパティーをパイプラインごとにグローバル単位で設定可能(スーパー管理者・パートナーアカウント権限が必要)
- 一括アクション対応:複数チケットに対してまとめて操作を実行できるように
- リアルタイム更新:チケットの変更内容がボードに即時反映
- フィルタリング設定の共有:テーブル表示とボード表示の間で並べ替え・フィルタリング設定が引き継がれ、ビューを切り替えても絞り込みをやり直す必要がなくなります
業務への活用シーン
営業担当者が取引パイプラインを確認した後、そのままサポートチケットの対応状況をヘルプデスクボードで確認する、といった一気通貫の業務フローがより自然に行えるようになります。顧客対応の抜け漏れ防止にも効果的です。
柔軟なCRMビュー(Flexible CRM Views)が新登場
4種類の新ビュータイプ
コンタクト・会社・取引・チケット・カスタムオブジェクトの一覧ページに、従来のテーブル表示・ボード表示に加えて4種類の新しいビュータイプが追加されました(公開ベータ)。
| ビュータイプ |
使いどころ |
| ガントチャート |
取引・プロジェクト・サービスのタイムライン把握。タスクも合わせて表示可能 |
| カレンダー |
「次回アクティビティー日」など日付プロパティー基準でレコードを並べたいとき |
| レポート |
一覧から離れず、横棒グラフ・KPI・折れ線グラフなどで集計したいとき |
| カスタムボード |
パイプライン以外のプロパティー(ドロップダウン・チェックボックス系)でレコードをグループ化したいとき |
条件付きハイライト表示で傾向を即把握
一覧ページに追加された「条件付きハイライト表示(Conditional Highlighting)」は、取引額や利益率などの数値プロパティーの列に設定しておくと、値の大小がグラデーションで色付けされ、ひと目で傾向がつかめるようになります。
段階的な導入のすすめ
一気にすべてのビューを切り替えると運用担当者の負担が増えてしまいます。この機能は公開ベータのため、既存のカスタムビューと挙動を比較しながら段階的に試していくことをおすすめします。合わない場合は申請し直すことも可能です。
まとめ
今回のアップデートの主なポイントは以下の2点です。
- ヘルプデスクボードの刷新:CRMボードと同等の操作感・機能が実現し、営業とサポートを横断する業務がよりスムーズに
- 柔軟なCRMビューの追加:ガント・カレンダー・レポート・カスタムボードの4タイプが選べるようになり、データの可視化と分析が一覧ページ内で完結
いずれも公開ベータの段階ですが、CRM活用の幅を大きく広げる機能です。ご不明点やご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。