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HubSpot AI分析強化とGoogleドライブ連携で広がるデータ活用

HubSpot AI分析強化とGoogleドライブ連携で広がるデータ活用
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【業務効率化】HubSpotが進化させるデータ連携とAI分析

HubSpotのCRM運用の進化

「リードの管理をもっとスムーズにしたい」「Googleドライブの資料をCRMで活用したい」とお考えではないでしょうか?

この記事では、日々の業務を効率化する直近のアップデートから、特に注目すべき「リードオブジェクトの標準化」、「新しいGoogleドライブ連携」、「AIキャンペーン概要分析」、「カスタマーポータルでの複数ファイル添付」の4つの機能をご紹介します。これらの進化が、皆様のマーケティングやセールス活動をどう改善するかを、わかりやすく解説していきます。

リードが標準CRMオブジェクトに:柔軟な管理体制へ

リードは、標準テーブル(表)、保存済みビュー、ボードビューなど、コンタクトや会社と同じ一覧ページ機能を備えた標準CRMオブジェクトとして利用可能になりました。

リードが標準CRMオブジェクトに

実装当初は、操作が非常に限定されていて窮屈に感じた方もいらっしゃると思います。今後は、そのようなこともなく、他のコンタクトや取引と同じように柔軟に使えるようになります。

具体的なメリット

この標準化により、リードの状況に応じたタスク管理やパイプラインへの組み込みがスムーズに行えるようになりました。また、リードのステータス変更をトリガーにしたワークフローの柔軟性が向上する点や、カスタムプロパティーの移行が容易になる点など、運用のメリットはとても大きいです。今後のさらなる進化にも期待が高まりますね。

新しいGoogleドライブアプリが登場:データ活用にBreeze AIを

Googleドライブのファイルを、特定のHubSpotレコードにリンクできるようになりました。これにより、HubSpotのレコードページ上で Breeze AIを活用したドキュメントの概要や分析情報を自動生成できるようになりました。

この連携は、ドキュメントデータと顧客データの間にある障壁を取り除き、次のような活用が可能です。

  • CRM内から直接Googleドライブのファイルに接続できます
  • ドキュメントやスライドの最新バージョンをいつでも利用できます
  • Breeze AIを活用したドキュメント概要の自動作成ができます

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新しい連携で可能になること

このGoogle Drive連携アプリケーションは、複数のGoogle DriveアカウントとHubSpotアカウントをシームレスに接続します。

項目 概要
ファイル・フォルダーの操作 HubSpotインターフェースから直接、Google Drive上のファイルアップロード、フォルダー作成、ファイル・フォルダーの削除、名前変更が可能です。
Google Workspaceへの移行 HubSpot内のフォルダー/ファイルをGoogle Workspaceへ移行できます。
情報の共有 HubSpot画面上から、他のユーザーとGoogle Driveのフォルダー/ファイルを直接共有できます。
ファイルリストの取得 HubSpotのレコード画面から、Google Drive内のファイルやフォルダーのリストを取得し表示します。

ベータを申請すると、レコード詳細画面の右サイドバーからGoogleドライブにアクセスできます。HubSpotとGoogle Workspaceの連携は、Gmail、カレンダー、Meet、そしてGeminiの機能も含め、ますます進化しています。この連携強化は、CRMを「顧客に関する情報が集まるハブ」として機能させる上で、非常に重要なポイントです。

留意点

本アプリはサードパーティ(Nexce.io)が提供するものであり、2025年10月現在ベータ版です。そのため、今後アプリの提供が終了したり、大幅に仕様が変更されたりする可能性があります。ご利用される際は、この点をご理解の上、重要なドキュメント管理については連携先のアプリ提供元やHubSpotの公式アナウンスにもご注目ください。

AIキャンペーン概要分析:成果と知見を即座に把握

各キャンペーンパフォーマンスページに新しく埋め込まれたAIキャンペーン概要により、分析の生成と結果の確認がこれまで以上に迅速かつ容易になりました。以下を一目で確認できます。

  • 主要な測定指標
  • パフォーマンス上位のアセットを簡単に特定
  • 重要なポイントや知見を即座に把握

AIキャンペーン概要分析

これまでAIの概要分析はメールやCTAなど個々のアセットには提供されていましたが、ついにキャンペーン全体にも導入されました。

AI分析を最大限に活用するために

ただキャンペーンを有効に活用するには、アセット(メールやLPなど)をキャンペーンに正しく紐づけておくこと、ライフサイクルステージを適切に設定しておくことなどが非常に重要です。これらを怠ると、AIは十分な成果分析を行うことができませんのでご注意ください。このAI分析は、Google広告のP-MAXやその他の外部広告キャンペーンのアセットにも適用される(または今後連携が強化される)可能性を秘めています。今後の進化に注目していきましょう。


HubSpotは日々アップデートを発表していますが、直近はBreezeをはじめとするAIエージェントのほうに力を入れているように感じます。

HubSpotが提供しているエージェントは、現在はまだ実験段階で、クレジット(利用料金)を必要としていません。もし、まだ触ったことがない方がいれば、業務の新しい可能性を探るためにも、この機会にぜひ一度触れてみてください。

カスタマーポータルでの複数ファイル添付:顧客サポートの効率化

カスタマーポータルでの複数ファイルの添付

カスタマーポータルでは、複数のファイルを1つのメッセージでアップロードして送信できるようになり、より簡単かつ迅速に必要な情報を共有できるようになりました。この更新によって、スクリーンショット、ログ、ドキュメントなどの関連ファイルを顧客との1回のやりとりでまとめて共有できるようになりました。

これにより、チケットのやり取り回数が減り、カスタマーサポートの初動対応の効率化に貢献します。

まとめ

今回ご紹介したアップデートは、HubSpotのCRM運用における「使いやすさ」を向上させます。

「Googleドライブ連携」によって、CRMの柔軟性とデータ収集能力が大幅に向上しました。これにより、リード育成から商談、そしてカスタマーサポートに至るまで、手作業や情報の分断といった日々のストレスを軽減できます。

特に「AIキャンペーン概要分析」の強化は、マーケティングの成果を即座に把握し、改善アクションを加速させるための鍵となります。

これらの最新機能を積極的に活用し、HubSpotを「単なるツール」から「データを集約し、ビジネスを成長させるハブ」へと進化させていきましょう。

田嶋 知世

株式会社100(ハンドレッド)のRevOpsチームに所属。キャリアのスタートは紙媒体のDTPオペレーター。時代の変化と共にデジタルでの顧客接点の重要性を感じ、Web制作の世界へ。ECサイトの運用やコーポレートサイト制作、BtoCのLP制作などを通じ、ユーザーに直接届けるコミュニケーションの面白さと難しさを学ぶ。現在はその経験を活かし、RevOpsとしてビジネス全体の最適化を探求中。

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