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【HubSpot UX向上】ダッシュボードとリード管理を変えるHubSpot最新機能

【HubSpot UX向上】ダッシュボードとリード管理を変えるHubSpot最新機能
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【HubSpot UX向上】ダッシュボードとリード管理を変えるHubSpot最新機能

日々のHubSpot操作で感じる「ちょっとしたストレス」が、劇的に解消されます。

「レポートの追加が面倒」「取引を『商談』という自社の言葉で管理したい」とお考えではないでしょうか?

今回は、HubSpotの最新アップデートの中から、日々のCRM作業効率とチームでのデータ活用度を高める4つの操作性向上機能をご紹介します。大きな新機能ではないかもしれませんが、普段の使いやすさが向上することで、HubSpotのチームでの活用度が大きく変わります。

ダッシュボードへのレポート追加がドラッグ&ドロップで可能に

これまで新たにダッシュボードにレポートを追加しようとすると、追加したレポートは自動的に一番下に配置されていました。これは、ダッシュボード内にレポートが十数枚ある環境においては、些細だが積み重なると煩わしい作業でした。

今回新たに追加された「レポートを追加」機能では、ドラッグ&ドロップで手軽にレポートを追加することが可能になりました。

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この機能で、レポートを一番下から画面上部まで「運ぶ」煩わしさがなくなります。 この機能により、追加時だけでなく、既存のレポートも含めてダッシュボード内のレイアウトを自由に配置換えすることが、より直感的になりました。 この機能を使って、HubSpotのダッシュボードをより使いやすく、効率的に利用しましょう。

HubSpot定義オブジェクトの名称変更(「取引」を「商談」へ)

この機能は、これまでベータ版を申請することで利用可能でしたが、満を持して一般提供されました。この機能を使うと、HubSpotが標準で定義している「取引」オブジェクトに「商談」という自社独自のラベルを付けることができます。

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変更が及ぶ範囲と注意点

設定が完了すると、「商談」という名称がHubSpot上のほぼすべてのツール(レポート、ワークフロー、画面表示など)に反映されます。

  • 関連プロパティーの自動置換: オブジェクト名を変更した際に、関連するプロパティーで「取引」と名がついていたものも、合わせて「商談」と変更されます。
  • 個別対応も可能: もちろん、置換されるレコードを確認して、特定のプロパティーはそのまま(置換させない)ように選択することも可能です。

オブジェクト名の変更は非常にインパクトの大きい変更です。必ず、一担当者だけでなくチームとしてその名前に変更していいか、変える理由は何なのかを話し合ってから実行しましょう。

実行前の注意点

オブジェクト名の変更は、HubSpotと連携している外部ツール(BIツール、外部SaaSなど)のデータ連携に影響を与え、連携が切れてしまうことがあります。また、他の部署やチームメンバーが使用している画面やレポートが急に変わることで、混乱を招く可能性があります。実行前には必ず、チーム全体で周知・確認を行いましょう。

一覧ページのクイックフィルターをカスタマイズ

CRMレコードの一覧ページ(コンタクト、会社、取引など)で利用できるクイックフィルターのカスタマイズ性が向上しました。

プロパティーに基づいてカスタムクイックフィルターを追加したり、使用しないデフォルトのフィルターを削除したり、貴社のワークフローに合わせてフィルターの順序を変更したりできるようになりました。

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【設定方法】 [+その他]をクリックし、[クイックフィルターを編集]を選択することで、自社の好みのフィルターを設定できます。

権限に関する注意点

  • デフォルトビューのカスタマイズ制限: HubSpotのデフォルトのビューはカスタマイズできません。
  • 保存と共有の権限: フィルターのクイック変更をビューに保存できるのは、スーパー管理者またはビューを作成したユーザーに限られます。その保存済みビューを使用する全てのユーザーがクイックフィルターを利用できます。

任意のプロパティーを使ってボードビューをカスタマイズ

パイプラインステージだけでなく、任意のプロパティー別にボードビューのCRMレコードをグループ化できるようになりました。

例えば、コンタクト一覧で、ライフサイクルステージの代わりにリードステータスを設定してボードビューを表示できます。

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取引担当者、チケットの優先度、カスタムフィールドなどのプロパティーを選択して、ボードビューを列に整理できます。これによって、貴社独自のビジネスプロセスやチーム構造に合ったデータの整理・操作が可能になり、日々の進捗管理の自由度が大幅に向上します。

活用例:営業・CSチームの進捗管理

この機能は、特にチーム内での進捗管理に役立ちます。例えば、営業チームは「取引担当者別」にボードを整理して個人のパイプラインを確認でき、CSチームは「チケットの優先度別」にボードを整理してタスク管理を行うなど、各チームの目的に合ったデータの操作が可能になります。

【まとめ】普段使いの改善がチーム全体の活用度を高める

今回ご紹介したHubSpotのアップデート情報では、CRM関連の操作性向上に関するものをピックアップしました。

新機能のような大きなインパクトはないかもしれませんが、普段使うダッシュボードや一覧ビューの操作性が上がることで、HubSpot自体の使いやすさが飛躍的に向上します。これは、チームでHubSpotの活用度を高め、定着させることに直結します。

田嶋 知世

株式会社100(ハンドレッド)のRevOpsチームに所属。キャリアのスタートは紙媒体のDTPオペレーター。時代の変化と共にデジタルでの顧客接点の重要性を感じ、Web制作の世界へ。ECサイトの運用やコーポレートサイト制作、BtoCのLP制作などを通じ、ユーザーに直接届けるコミュニケーションの面白さと難しさを学ぶ。現在はその経験を活かし、RevOpsとしてビジネス全体の最適化を探求中。

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