概要
Data Hub Enterpriseのお客様向けに、Amazon Redshiftとの連携機能が新たに強化されました。この機能は双方向で動作し、Amazon RedshiftからHubSpot CRMへのデータ同期(CRMまたはData Studioへの同期によるアクティベーション)と、HubSpot CRMからAmazon Redshiftへのデータエクスポート(データ出力)が可能です。
どちらの体験も、1つのマーケットプレイスアプリをインストールするだけで利用可能です。
重要な理由
現在、Amazon Redshift との統合機能では、Data Studio を使用した Redshift からのデータ取り込みのみがサポートされています。この変更により、顧客はHubSpotからRedshiftへデータをエクスポートできるようになります。
これにより、そのギャップが解消され、お客様はAmazon RedshiftとHubSpotの間で、シンプルかつ信頼性が高く、専用の機能を活用してデータをやり取りできるようになります。
仕組み
データの取り込み
ユーザーはAmazon Redshiftアカウントを連携し、Data Studioのデータソースとして取り込むソーステーブルと列を選択します。その後、お客様はそのソースに基づいて同期を設定できます。
データのエクスポート
顧客は、エクスポートするCRMオブジェクトやイベントを選択し、同期頻度を設定するだけで、HubSpotが自動的にそのデータをAmazon Redshiftの保存先にプッシュします。
どちらのフローも、HubSpot MarketplaceのAmazon Redshiftアプリ一覧からアクセスできます。この機能はData Hub Enterpriseポータルに限定されており、パブリックベータ版としてオプトイン形式で提供されます。
対象
- Data Hub Enterprise
- Smart CRM Enterprise
対象
Core Seats Enterprise Hub、Data Hub Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
- 基幹システムやBIツールとしてAmazon Redshiftを既に運用している企業が、HubSpotのCRMデータ(商談、コンタクト、イベントなど)をRedshiftへ定期的にエクスポートし、他部門のデータ基盤と統合分析するといった使い方が想定されます。
- 逆にRedshift側に蓄積された購買履歴や外部システムのデータをHubSpotに取り込み、Data StudioやCRM上でセグメンテーションやスコアリングに活用するといったシーンにも向いています。
- マーケットプレイスアプリを1つインストールするだけで双方向のデータ連携が完結するため、これまで個別に構築していた連携基盤を簡素化したいお客さまには導入検討の価値があります。
気になる点
- 対象がData Hub EnterpriseおよびSmart CRM Enterpriseに限定されており、これ以外のプランでは利用できない点は確認しておく必要があります。
- パブリックベータ版としての提供のため、同期頻度の細かな制御やエラー時の挙動、対応可能なオブジェクト・列の範囲など、実運用に耐える仕様かどうかは現時点では不明な部分が多いです。
- エクスポート先がRedshiftの特定の保存先(データセット)に限られる可能性があり、社内の権限管理や承認フローと絡めて、誰がエクスポート設定を行えるかといった運用ルールを事前に整理しておく必要がありそうです。
今後への期待
- 正式リリース時には、同期頻度やエラーハンドリング、同期対象オブジェクトの範囲がより柔軟になることが期待されます。
- 他の主要なデータウェアハウス製品との連携と合わせて、Redshiftとの連携仕様が標準化され、双方向同期の信頼性や監視機能(同期ログの可視化など)が強化されると、データ基盤全体の運用がしやすくなると見られます。
- ベータ版終了後の料金体系や利用条件についても、早めに情報が公開されることが望まれます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。