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Lovableの料金はいくら?全プラン・クレジット単価・企業導入コストを日本公式パートナーが徹底解説

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「Lovableを使ってみたい。だが、月にいくらかかるのか読めない」——これは、社内で内製開発の稟議を通そうとする経営企画・DX推進部門から最もよく寄せられる問いです。

読めない理由ははっきりしています。Lovableの課金単位は「ユーザー数」ではなく「クレジット」であり、しかもクレジットはアプリを作るとき・アプリを動かすとき・アプリの中でAIを呼ぶときの3か所で消費されるからです。席数×単価で年間費用が確定する一般的なSaaSとは、コスト構造がまったく異なります。

本記事では、Lovable公式Pricingおよび公式ドキュメント(Credits and usage)の一次情報をもとに、2026年8月時点の全プラン価格・クレジットの消費と失効の仕組み・追加購入の割高度・企業導入時の月額試算までを整理します。数値はすべて公式ページの記載に基づき、二次情報の推測値は使用していません。

Lovableそのものの概要(何ができるツールか、どんな技術スタックか)については、「Lovableとは?AIでアプリ開発できる仕組み・料金・活用法」もあわせてご覧ください。

目次

  1. Lovableの料金プランはいくらか?(2026年8月時点の全プラン早見表)
  2. クレジット数を増やすと単価はどう変わるのか?
  3. Lovableの「クレジット」とは具体的に何を指すのか?
  4. クレジットはいつ失効し、繰り越せるのか?
  5. 追加クレジット(トップアップ)はいくらで、割高なのか?
  6. ProとBusinessは同じ100クレジットでなぜ倍の価格差があるのか?
  7. Enterpriseプランはどんな企業に必要なのか?
  8. 実際の月額はいくらになるのか?3つの利用シナリオで試算
  9. Lovableの料金設計で見落とされがちな落とし穴は何か?
  10. 他のAIアプリビルダーと比べて割高なのか?
  11. 稟議を通すために、費用対効果をどう説明するか?
  12. よくある質問(FAQ)

Lovableの料金プランはいくらか?(2026年8月時点の全プラン早見表)

4つのプランの月額はそれぞれいくらか?

Lovableのプランは Free / Pro / Business / Enterprise の4階層です。公式Pricingページに記載されている、月払い時の基本価格は次のとおりです。

プラン 月額(月払い) 含まれる月次クレジット 位置づけ
Free $0 月次クレジットなし(日次付与のみ) 試用・学習
Pro $25 100クレジット 個人・小規模チーム
Business $50 100クレジット 部門・組織単位
Enterprise 個別見積り(プラットフォーム利用料+ボリューム価格) 契約による 大企業・全社導入

ここで最初に押さえるべきは、Proの100クレジットとBusinessの100クレジットは、量が同じでも価格が倍違うという点です。この価格差の正体は後段で詳しく分解します。

また、Lovableは全プランで「ワークスペースのメンバー数は無制限」と明記しています。公式FAQでも「席数課金ではない」と述べられており、10人で使っても100人で使っても、支払うのはクレジット代だけです。ここは、ユーザー数が増えるほど費用が線形に増える従来型SaaSとの決定的な違いです(参考:Lovable Docs・Plans and credits)。

Freeプランでは何がどこまでできるのか?

Freeプランはクレジットカード登録なしで開始でき、公式記載の付与内容は次のとおりです。

  • 日次ビルドクレジット:1日5クレジット(ただし月30クレジットが上限)
  • 月次クラウドクレジット:20クレジット(デプロイしたアプリのホスティング・DB・ストレージ等)
  • 月次AIクレジット:4クレジット(アプリ内のAI機能呼び出し)
  • lovable.appドメイン 5個まで、共同編集者は無制限、コミュニティサポート

注意すべきは「1日5クレジット」に見えて月30クレジットで頭打ちになる点です。毎日使い切っても月30が上限のため、Freeで本格的な検証を回し切ることはできません。逆に言えば、Freeは「触って感触を確かめる」用途に限定して設計されています。

年額(annual)契約にすると何がどれだけ変わるのか?

Lovableは年額契約を「2 months free(2か月分無料)」と表現しており、実際の月額換算は次のように下がります。

プラン 月払い 年払い(月額換算) 年間支払額 年間削減額
Pro(100クレジット) $25/月 $21/月 $252 $48(16%減)
Business(100クレジット) $50/月 $42/月 $504 $96(16%減)

年払いにはもう一つ、価格以外の差があります。公式ドキュメントによれば、未使用クレジットの繰り越し(ロールオーバー)期限が月払いと年払いで異なるのです。月払いのプランクレジットは発行から2か月で失効しますが、年払いでは「年間請求期間の終了から1か月後」まで有効とされています。つまり年払いは、単価が下がるだけでなくクレジットを寝かせておける期間が長くなるため、月ごとの開発量に波がある企業ほど有利です。

参考までに、1ドル=150円で換算した場合の目安は、Pro年払いで月あたり約3,150円、Business年払いで月あたり約6,300円です(為替により変動するため、稟議書には為替前提を明記してください)。

クレジット数を増やすと単価はどう変わるのか?

ProとBusinessは、月次クレジット数を100から10,000まで選択できます。公式Pricingページのセレクターに表示される価格を整理すると、次のようになります(月払い時)。

月次クレジット Pro(月払い) Pro単価 Business(月払い) Business単価
100 $25 $0.250 $50 $0.500
400 $100 $0.250 $200 $0.500
1,200 $294(2%引) $0.245 $588(2%引) $0.490
2,000 $480(4%引) $0.240 $960(4%引) $0.480
5,000 $1,125(10%引) $0.225 $2,250(10%引) $0.450
10,000 $2,250(10%引) $0.225 $4,300(14%引) $0.430

ここから読み取れる事実は明確です。ボリュームディスカウントは効くが、効き方は緩やか——最大でも10〜15%程度にとどまります。「まとめ買いすれば劇的に安くなる」構造ではないため、コスト最適化の主戦場は単価交渉ではなく消費量のコントロールになります。この点は、全社展開を検討する段階で必ず認識しておくべきポイントです。

なお年払いを選ぶと、Pro 10,000クレジットは月$1,875(単価$0.1875)、Business 10,000クレジットは月$3,584(単価約$0.358)まで下がります。大規模利用を前提とするなら、年払い+大口クレジットの組み合わせが単価的には最も有利です。

Lovableの「クレジット」とは具体的に何を指すのか?

なぜクレジットは3種類あるのか?

Lovableのクレジットは、公式ドキュメント上「ワークスペース全体の利用量を測る統一単位」と定義され、次の3つの用途に消費されます。

  1. ビルドクレジット:Lovableに指示を出してアプリを作る/直すときに消費
  2. クラウドクレジット:公開したアプリのホスティング・データベース・ストレージ・通信・リアルタイム機能で消費
  3. AIゲートウェイクレジット:公開したアプリの中からAIモデルを呼び出すときに消費

コスト予測が難しくなる原因はここにあります。1と2・3は性質がまったく違うのです。1は「開発工数」に相当する一時費用、2と3は「インフラ・API利用料」に相当する継続費用です。開発が止まっても2と3は発生し続けます。したがって稟議では、この2種類を分けて見積もる必要があります。

ビルドクレジットは1回の指示でどれくらい減るのか?

公式ドキュメントには、次の具体的な目安が記載されています。

  • Planモード(計画・相談モード。コードを書き換えない):1メッセージあたり一律1クレジット
  • Buildモード(実際にコードを変更する):作業量に応じて変動。スタイル調整程度の簡単な修正で0.50クレジット、画像生成を伴うランディングページ作成のような重い作業で2.00クレジット

この数値は実務上きわめて重要です。Proの100クレジットは、単純計算で月あたり50〜200回程度の指示に相当します。1日あたり2〜7回。これを「多い」と見るか「少ない」と見るかが、プラン選定の実質的な判断軸になります。

また、Buildモードの消費はコード生成そのものだけでなく、既存コードの探索・検証・ブラウザ確認といった付随作業も含めて課金される、と明記されています。「1行直すだけ」に見える指示でも、AIが全体を読みに行けばその分消費します。曖昧な指示を投げるほどクレジットが減る——これがLovableのコスト構造の核心です。

日次クレジットと月次クレジットはどう違うのか?

Free / Pro / Business いずれのプランにも、月次のプランクレジットとは別に「日次ビルドクレジット」が付与されます。UTC 0時(日本時間午前9時)にリセットされ、公式記載ではFreeは「1日5・月30上限」、ProとBusinessは「1日5・月次上限なし」です。

この日次分は繰り越されません。使わなければ毎日消えます。逆に言えば、毎日少しずつ触る使い方をすれば、月次プランクレジットを温存できるということです。「週末にまとめて一気に作る」よりも「毎日少しずつ回す」ほうがクレジット効率は良い、という運用上の示唆が導けます。

クレジットはいつ失効し、繰り越せるのか?

失効ルールはクレジットの種類ごとに異なります。公式ドキュメントの記載を整理すると次のとおりです。

クレジットの種類 繰り越し 有効期限
月次プランクレジット あり(契約継続中は自動繰り越し) 月払い:発行から2か月/年払い:年間請求期間終了の1か月後
追加購入(トップアップ)クレジット 購入から12か月
日次ビルドクレジット なし 当日限り
月次クラウド/AIクレジット なし Free:暦月末/有料:請求サイクル末

消費順序についても、Lovableは「失効が近い汎用クレジットから優先的に消費し、その後に用途別付与分を使う」と明記しています。ユーザー側で消費順を選ぶ必要はありませんが、「解約すると月次クレジットの付与は止まる」点は押さえておくべきです。公開済みのアプリの表示自体は継続しますが、バックエンドやAI機能はクレジットがないと動作しません。Lovableで作った社内システムを本番運用に載せる場合、契約は「開発費」ではなく「運用費」として恒久的に予算化する必要がある——ここは稟議書で必ず明記すべき論点です。

追加クレジット(トップアップ)はいくらで、割高なのか?

トップアップの単価はプラン単価と比べてどうか?

ProとBusinessでは、月次プランとは別にクレジットを都度購入できます。公式ドキュメント記載の価格は次のとおりです。

プラン トップアップ価格 トップアップ単価 月額プラン単価(月払い) 割高率
Pro 50クレジット / $15 $0.30 $0.25 +20%
Business 50クレジット / $30 $0.60 $0.50 +20%

結論はシンプルです。トップアップはプラン内クレジットより2割高い。年払いのPro(単価$0.21)と比べれば、トップアップは実に約43%割高になります。

したがって運用原則は「恒常的に必要な量は月額プラン側のクレジット枠で確保し、トップアップは突発的なスパイクの緩衝材としてのみ使う」です。毎月のようにトップアップしている状態は、プランのクレジット枠が実態に合っていないサインと考えてください。

オートトップアップはどう設定すべきか?

残高が一定値(25 / 50 / 100クレジット)を下回った時点で自動購入する「オートトップアップ」が用意されており、月間の上限支出額も設定できます。開発が止まるリスクを避けたい部門にとっては有用ですが、上限額の設定を伴わない自動購入は、予算統制上そのままでは通らないのが通常の企業です。導入時には必ず月間上限を設定し、その値を予算申請額と一致させておくことを推奨します。

ProとBusinessは同じ100クレジットでなぜ倍の価格差があるのか?

Businessだけに含まれる機能は何か?

公式Pricingページの記載を突き合わせると、Businessが上乗せしているのはクレジット量でも処理性能でもなく、組織運用のためのガバナンス機能であることがわかります。

機能 Pro Business
カスタムドメイン/Lovableバッジ除去
ユーザー権限・メンバー別クレジット上限
クレジット繰り越し・トップアップ
デザインシステム ○(デザインテンプレートも)
チームワークスペース ×
ロールベースアクセス制御(RBAC) ×
SSO(シングルサインオン) ×
セキュリティセンター ×
社内限定公開(Internal publish) ×
個人プロジェクト領域 ×
サポート メール 優先サポート

Lovable自身も公式FAQに「Why is the Business plan more expensive?(なぜBusinessプランは高いのか)」という項目を設けています。つまり、この価格差はユーザーから頻繁に問われる論点であり、ベンダー側も「クレジットの原価が違うのではなく、提供する統制機能が違う」という説明を用意しているということです。

中堅・大手企業はProとBusinessのどちらを選ぶべきか?

判断基準は「作るものの性質」ではなく「誰が、どこまで公開できてしまうか」です。

  • Proで足りるケース:情シスやマーケの少人数が、外部公開前提のLPやプロトタイプを作る。アクセス管理は個別に運用できる。
  • Businessが必要なケース:社内データを扱うツールを作る/複数部門にアカウントを配る/情報システム部門がSSOとアクセスログを要件として求める/「社内限定公開」で外部に出さない前提のアプリを作る。

従業員1,000名規模の企業が市民開発(Gartner・Citizen Developer)を進める場合、実質的にBusiness以上が前提になります。SSOなしでアカウントを配布する運用は、退職者アカウントの棚卸しが手作業になるという一点だけでも情報システム部門の承認が下りないからです。「月$25の差」ではなく「年$300で全社のアカウント統制を買う」と読み替えれば、稟議の通し方は変わります。

Enterpriseプランはどんな企業に必要なのか?

Enterpriseは公開価格がなく、「プラットフォーム利用料+ボリュームベース価格」で個別見積りとなります。公式Pricingページに記載されている、Business以上の追加要素は次のとおりです。

  • ディレクトリ同期(SCIM):人事システムと連動したアカウントの自動プロビジョニング/デプロビジョニング
  • 監査ログ
  • 公開・招待の権限制限(誰がアプリを外部公開できるかを統制)
  • 放置アプリの自動retire
  • 定期的な深度セキュリティスキャン機微データの検出と制御
  • Gitデータレジデンシー、GitHub Enterprise(クラウド/セルフホスト)対応、プライベートnpmレジストリ
  • 専任CSM・オンボーディング支援・カスタムSLA

この一覧は、Enterpriseが解決している課題を逆算的に示しています。すなわち「全社に配ったAI開発ツールが、統制されないまま増殖する」問題です。放置アプリの自動retireや機微データ検出は、市民開発が広がった企業でしか発生しない悩みです。Enterprise向けページではSOC 2 Type II・ISO 27001・GDPR対応も明示されています(詳細はセキュリティページを参照)。

逆に言えば、PoC段階の企業がいきなりEnterpriseを検討する必要はありません。Businessで1部門の運用を回し、統制が追いつかなくなった時点で移行を検討する——というのが費用対効果の観点で妥当な進め方です。

実際の月額はいくらになるのか?3つの利用シナリオで試算

以下は、公式記載のクレジット消費目安(Planモード1.0/Buildモード0.50〜2.00)をもとにした試算です。実際の消費は指示の複雑さとアプリの稼働状況に依存するため、あくまで検討の出発点としてご利用ください。

シナリオA:マーケ担当1名がキャンペーンLPを内製する場合

月に2〜3本のLPを作成し、都度修正を入れる想定。1本あたり初回構築で10〜15クレジット、修正で5〜10クレジット。月間40〜70クレジット程度

Pro 100クレジット(年払い月$21/約3,150円)で収まります。制作会社に外注した場合のLP1本あたりの費用と比較すれば、投資対効果の説明は容易です。ただし、公開後のホスティングにクラウドクレジットが継続消費される点は加味してください。

シナリオB:情報システム部門3名で社内ツールを内製する場合

申請フォーム、在庫照会、簡易ダッシュボードなど、社内向けアプリを3〜5本並行開発。1人あたり月60〜100クレジット、加えて稼働中アプリのクラウド消費。月間250〜400クレジット程度

Business 400クレジット(月払い$200/年払い月$167)が目安。社内データを扱う以上、SSOと社内限定公開が必須になるためProは選択肢に入りません。人月単価で外部委託した場合と比較すると、コスト差は説明しやすい水準です。

シナリオC:全社100名規模で市民開発を展開する場合

各部門で小規模アプリを内製。稼働アプリが数十本に達し、クラウド・AI消費も積み上がる。月間2,000〜5,000クレジット規模

Business 5,000クレジット(月払い$2,250/年払い月$938)、またはEnterprise。この規模では、費用よりも統制コストが問題になります。誰が何を作り、どのデータに触れ、いつ捨てるのか。ここを設計せずに配布すると、シャドーIT化した内製アプリが数年後の技術的負債になります。経済産業省「DXレポート」が指摘した「2025年の崖」——既存システムのブラックボックス化による経済損失の構図が、AI内製化の文脈で再現されかねません。

Lovableの料金設計で見落とされがちな落とし穴は何か?

公正を期すため、メリットと注意点の両方を整理します。

観点 メリット 注意点
課金単位 席数無制限。人数を増やしても直接費は増えない 使う人が増えれば消費量は増える。結局はクレジット管理が必要
初期費用 Freeから開始でき、導入障壁が極めて低い Freeは月30クレジット上限で、実質的な検証は困難
予算計画 年払いで16%削減+繰り越し期間が延長 年間コミットのため、使わなかった場合の下振れリスクを負う
スケール クレジット量を100〜10,000まで柔軟に選択可能 ボリュームディスカウントは最大10〜15%程度と限定的
継続費用 公開済みアプリの表示は解約後も継続 バックエンド・AI機能はクレジットが必要。運用費として恒久予算化が必須
コスト予測 ダッシュボードで消費状況を可視化できる Buildモードの消費は指示の質に依存し、事前確定できない
ロックイン 実コードが生成され、GitHubへ同期可能 バックエンドはSupabaseに依存。移行時は別途設計が必要

最も過小評価されがちなのは、「クレジット消費が指示の質に依存する」という点です。要件が曖昧なまま対話を重ねると、AIはコードベースの探索と検証を繰り返し、その分だけ課金されます。裏を返せば、要件定義の精度がそのままランニングコストに直結する。これはツールの問題ではなく、発注側の設計能力の問題です。

加えて、アプリ内でAI機能(チャットボット、文書解析、画像生成など)を使う場合、消費は選択したモデル・入出力トークン量・呼び出し頻度に比例します。全プラン共通の月次AIクレジットは4クレジットのみのため、AI機能を本格的に組み込むアプリでは、この部分が主要なコストドライバーになり得ます

他のAIアプリビルダーと比べて割高なのか?

同カテゴリの代表的なツールと、課金の考え方を比較します(各社とも価格改定が速いため、金額は必ず各公式ページでご確認ください)。

ツール 課金の考え方 得意領域
Lovable クレジット制(席数無制限) DB・認証込みのフルスタックWebアプリ
Bolt トークン/クレジット制 ブラウザ内でのコード主導開発
v0 クレジット制 UIコンポーネント・フロントエンド生成
Replit サブスク+従量 開発環境ごと提供、幅広い言語
Cursor 席数課金(月額/ユーザー) エンジニア向けAIコードエディタ

単価だけを比べても意味はありません。判断軸は「非エンジニアが、認証とデータベース込みの動くアプリを、どれだけ少ない工程で本番に出せるか」です。Lovableが席数無制限を選んでいるのは、エンジニア以外にも配ることを前提にした価格設計だからです。エンジニア個人の生産性を上げたいならCursorのような席数課金型が合理的ですし、部門横断で非エンジニアに配るならLovableの構造が有利になります。比較すべきは価格表ではなく、自社が何を内製したいのかです。

稟議を通すために、費用対効果をどう説明するか?

比較対象を「ツール費用」ではなく「外注費と機会損失」に置く

Lovableの費用を「新しいSaaSの追加コスト」として提案すると、既存ツールとの重複を問われて止まります。有効なのは、比較対象を外注費と意思決定リードタイムに置き換えることです。

  • 外注費との比較:LP1本、社内ツール1本を外部委託した場合の費用と期間を実績値で並べる
  • リードタイムとの比較:要件定義から公開までの日数が、内製でどれだけ短縮されるか
  • 検証回数との比較:同じ予算で試せる仮説の本数が何倍になるか

年額$504(Business年払い、約7.6万円)で、部門が自前で仮説検証を回せるようになる——この構図で説明できれば、金額の議論は論点になりません。

「解約したら止まるもの/止まらないもの」を先に明示する

稟議で最も刺さる反論は「やめたときにどうなるのか」です。前述のとおり、公開済みアプリの表示は継続する一方、バックエンドとAI機能はクレジットに依存します。この非対称性を先に開示しておくことが、後の信頼を守ります。生成されたコードはGitHubへ同期して自社保有できるため、コード資産としてのロックインは限定的である点も併せて説明してください。

クレジット上限をガバナンス設計に組み込む

Lovableにはメンバー別の月次ビルドクレジット上限を設定する機能があります(クラウド/AIの消費は上限に含まれません)。この機能を使って部門ごと・担当者ごとの上限を先に設定してから配布することで、「使いすぎ」の懸念を設計で潰せます。予算統制とツール機能を接続して提示することが、情報システム部門と経理部門の両方を通す最短ルートです。

株式会社100は、HubSpotのエリートパートナーとして100社以上のCRM導入・活用を支援してきた経験をもとに、Lovableによる内製化の上流設計から、HubSpot APIを用いたCRM連携、社内定着までを一貫して支援しています。「ツールを買う」ではなく「内製できる組織をつくる」ための設計をご一緒します。

よくある質問(FAQ)

Q1. Lovableの料金は月いくらからですか?

Freeプランは$0で利用できます。有料プランはPro月$25(100クレジット)、Business月$50(100クレジット)から。年払いにするとProは月$21、Businessは月$42になります(2026年8月時点、公式Pricing)。

Q2. Lovableは1ユーザーあたりいくらですか?

Lovableは席数課金ではありません。全プランでワークスペースのメンバー数は無制限で、支払うのはクレジット代のみです。10名で使っても100名で使っても、基本料金は変わりません。

Q3. 1クレジットで何ができますか?

Planモード(相談・計画)は1メッセージ1クレジット。Buildモード(コード変更)は作業量に応じて変動し、公式ドキュメントではスタイル調整程度で0.50クレジット、画像生成を伴うLP作成で2.00クレジットが目安として示されています。

Q4. 無料プランだけで業務に使えますか?

難しいです。Freeは1日5クレジットかつ月30クレジットが上限で、カスタムドメインやLovableバッジの除去も含まれません。試用・学習用と位置づけるのが妥当です。

Q5. クレジットが足りなくなったらどうなりますか?

ProとBusinessでは追加購入(トップアップ)が可能です。価格はProが50クレジット$15、Businessが50クレジット$30。ただしプラン内クレジットより単価が20%高いため、恒常的に不足する場合はプランのクレジット枠を上げるほうが安価です。

Q6. 使わなかったクレジットは繰り越せますか?

月次プランクレジットは、契約が有効な限り自動的に繰り越されます。有効期限は月払いで発行から2か月、年払いで年間請求期間終了の1か月後。一方、日次ビルドクレジットと月次のクラウド/AIクレジットは繰り越されません。

Q7. ProとBusinessはクレジット数が同じなのに、なぜ価格が倍違うのですか?

価格差の実体はクレジットの量や性能ではなく、ガバナンス機能です。BusinessにはSSO、ロールベースアクセス制御、チームワークスペース、セキュリティセンター、社内限定公開、優先サポートが含まれます。社内データを扱う企業利用では、この差分が実質的な必須要件になります。

Q8. 年払いと月払いはどちらが得ですか?

継続利用が前提なら年払いです。月額換算で16%安くなるうえ、未使用クレジットの繰り越し期限も長くなります。ただし年間コミットのため、利用量が読めないPoC段階では月払いで実消費量を測ってから切り替えるのが安全です。

Q9. Enterpriseプランの価格はいくらですか?

公開価格はなく、プラットフォーム利用料+ボリュームベースの個別見積りです。SCIM連携、監査ログ、公開権限の制限、機微データ検出、データレジデンシー、専任CSM、カスタムSLAなどが含まれます(Enterprise向けページ)。

Q10. 契約を解約すると、作ったアプリはどうなりますか?

公開済みサイトの表示自体は継続しますが、新規の月次クレジット付与は停止し、バックエンド機能とAI機能はクレジットがなければ動作しません。生成コードはGitHubへ同期して自社保有できるため、コード資産は手元に残せます。

Q11. 学生割引はありますか?

あります。学生用メールアドレスで認証すると、Lovable Proが最大50%割引になります(Lovable for students)。大学・カレッジ向けには請求管理機能を備えたCampusプランも用意されています。

Q12. コストを抑えるコツはありますか?

4点です。①指示を具体的に書く(曖昧な指示ほど探索コストが発生する)、②設計はPlanモードで固めてからBuildモードに入る、③日次クレジットを毎日使い切って月次分を温存する、④メンバー別クレジット上限を設定する。とくに①の効果が最も大きく、要件定義の精度がそのままコストに直結します。

Q13. 情報システム部門の審査に必要な要件は満たしていますか?

プラットフォームはSOC 2 Type II・ISO 27001・GDPR対応を掲げており、Business以上でSSOとRBAC、Enterpriseで監査ログとSCIMが利用できます。ただし作ったアプリ自体の安全性は別問題で、SupabaseのRow Level Security設定に依存します。公開前の点検(OWASP Top 10の観点を含む)は必須です。


本記事の価格・クレジット情報は、2026年8月28日時点のLovable公式Pricingおよび公式ドキュメントの記載に基づきます。Lovableは価格改定の頻度が高いため、意思決定の際は必ず公式ページで最新情報をご確認ください。

田村 慶

2005年に札幌で株式会社24-7をWeb制作会社として創業、2012年からHubSpotの販売を開始。2016年にAPAC初となるダイヤモンドパートナーに昇格し、翌年にはHubSpotパートナー・オブ・ザ・イヤー(アジア地区)を受賞。2018年に24-7社の代表取締役を退任し、新たに株式会社100を創業。2019年6月からHubSpot認定パートナーに登録し、HubSpotビジネスを再開。現在は、HubSpotエリートパートナーやHubSpotユーザーグループの主催者として、HubSpotパートナー複数社へのコンサルティングと実行支援、HubSpotの導入企業のビジネス促進を中心に『HubSpot好き』を増やすための活動をしています。 2020年:HubSpot ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞(APAC地区) 2021年:HubSpot パートナー・オブ・ザ・イヤー受賞(日本) 2023年:アジアで初めてHubSpot「Elite Partner(当時)」として認定

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