概要
HubSpotアカウントの支払いアカウントの状態(登録状況、支払い対象資格、取引機能など)をプログラムで取得できる、新しいパブリックAPIエンドポイントが登場しました。本アップデートは現在パブリックベータとして提供されています。
重要な理由
これまで、パートナーやインテグレーターには、HubSpotアカウントが決済に対応しているかどうか、あるいはどのような機能を利用できるかを確認するための体系的な手段がありませんでした。そのため、手作業による確認なしでは、決済関連のワークフローを構築したり、利用を促進したりすることが困難でした。
この新しいAPIを使用すると、HubSpotアカウントの決済対応状況をオンデマンドで確認でき、そのステータスを基に自動化された連携や条件分岐ロジックを構築することができます。
仕組み
HubSpotアカウントの支払いアカウントのステータスを確認する手順は以下のとおりです。
- PAYMENTS_READおよびスコープを有効にした状態で、HubSpotアカウントに認証します。
- /commerce/payment-accounts/{version}/payment-accounts のエンドポイントを呼び出します。
- このエンドポイントは、アカウントの決済登録状況と現在の取引機能情報を返します。
対象
全てのHubおよびエディション
対象
Hubspot Free Hub
株式会社100の視点
活用シーン
この新しいAPIエンドポイントは、HubSpotアカウントの決済登録状況や取引機能を、手作業での確認なしにプログラムで取得できるようにするものです。決済連携ツールを提供するパートナーやインテグレーターにとっては、連携先のHubSpotアカウントが決済(Payments)機能に対応しているかを事前に判定し、対応状況に応じて案内や機能提供を分岐させる、といった使い方が考えられます。
- 決済対応済みのお客さまにのみ特定のワークフローや通知を表示する条件分岐の構築
- 複数アカウントを管理する運用担当者が、決済対応状況を定期的に自動チェックする仕組みの構築
気になる点
現時点では公開されている情報からは、取得できるステータスの粒度(例えば取引機能の種類がどこまで細かく分かるか)が判断しにくく、実際の活用にあたっては検証が必要と見られます。また対象がHubSpot Free Hubを含む全Hub・全エディションとされていますが、決済(Payments)機能自体が国内での提供状況やインボイス対応の観点でどこまで実用に即しているかは、別途確認が必要な点と考えられます。パブリックベータのため、認証周りのスコープ名やエンドポイントの仕様が正式リリース時に変更される可能性がある点も留意が必要です。
今後への期待
今後は、単純な状態取得だけでなく、決済登録の進行状況をより詳細に把握できる情報(例えば審査中・保留中の理由など)が追加されると、社内の承認フローや稟議プロセスと連動した自動化がしやすくなると期待されます。また、読み取り専用から一歩進んで、状態変化をトリガーにしたWebhook通知のような仕組みが整えば、運用担当者の定期チェックの手間もさらに減らせるのではないかと見られます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。