概要
HubSpotは、WhatsAppのネイティブ機能を3つの主要なアップデートを通じて拡充しています。具体的には、アプリ内でのテンプレートの作成・編集、WhatsAppマーケティングの一括送信、およびMarketing Studioとの連携です。これらの機能強化により、WhatsAppはより強力で拡張性の高いマーケティングチャネルとなり、顧客はHubSpot内だけでキャンペーンの作成、管理、配信を行うことが可能になります。
以前は、顧客がテンプレートを作成したりキャンペーンを管理したりするには、HubSpotとMetaの間を行き来する必要がありました。これらのアップデートにより、そうした障壁が取り除かれ、WhatsAppマーケティングの拡大、より多くのオーディエンスへのリーチ(一括送信による)、オムニチャネルキャンペーンの構築が容易になります。これらはすべて、HubSpotによるWhatsAppへの長期的な投資をさらに強化するものです。
機能詳細・使い方
テンプレートの作成と編集
マーケティング担当者は、HubSpot上で直接WhatsAppのテンプレートを作成・編集できるようになりました。
「テンプレートを作成」をクリックしてください。

名称と設定を行います。

テンプレートを作成し、Metaに承認申請を行ってください。

WhatsAppを使った一斉送信
ターゲットとなるセグメントやオーディエンスに対して、一括マーケティングキャンペーンを送信できます。

Marketing StudioにおけるWhatsApp
Studio または WhatsApp ツール自体から、Marketing Studio のジャーニーに WhatsApp メッセージを作成または組み込むことができます。

対象
- Marketing Hub Professional
- Service Hub Professional
- Marketing Hub Enterprise
- Service Hub Enterprise
本アップデートは現在パブリックベータとして提供されています。
対象
Marketing Hub Professional/Enterprise、Service Hub Professional/Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
WhatsAppのテンプレート作成・編集がHubSpot上で完結するため、これまでMetaの管理画面とHubSpotを往復していた運用負荷を減らせます。セグメントやオーディエンスに対する一括送信も可能になるため、メールに加えてWhatsAppをマーケティングチャネルとして本格的に活用したいお客さまに向いています。Marketing Studioのジャーニーに組み込める点は、メール・SMSなどと組み合わせたオムニチャネルなシナリオ設計を検討しているお客さまに役立ちそうです。
- 越境ECや海外拠点とのやり取りが多く、電話番号ベースのメッセージングを求める顧客層を抱えるお客さまに適しています
- Meta側での承認フローが残るため、テンプレート審査にかかる時間は事前に見込んでおく必要があります
気になる点
テンプレートの作成はHubSpot上でできるようになったものの、最終的な承認はMetaに委ねられており、審査待ちの時間や却下リスクは従来と変わらない点は留意が必要です。一括送信の配信数上限や送信頻度、料金体系については本情報だけでは判断できず、現時点では不明です。また対象がProfessional/Enterprise以上に限定されているため、Starterプランのお客さまはこの恩恵を受けられません。
- WhatsAppの利用にはMetaのビジネス認証やAPI連携設定が別途必要になると見られ、導入初期のハードルは残ります
- 一括送信を利用する際は、オプトイン取得や配信同意の管理体制を社内で整理しておく必要がありそうです
今後への期待
ベータ版とのことなので、正式リリース時にはテンプレート審査状況の可視化や、一括送信時の配信結果・開封率などのレポーティング機能が強化されることを期待したいところです。Marketing Studioとの連携が深まり、メールやSMSと同列にWhatsAppを分岐条件やA/Bテストの対象にできるようになると、オムニチャネル施策の幅がさらに広がると考えられます。日本国内での商習慣に合わせたテンプレート例やベストプラクティスの提供も、今後の展開として期待されます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。