概要
チーム向けパブリックAPI(Teams Public API)を使用すると、HubSpotのチームをプログラムで管理することができます。このAPIを使用すると、HubSpotのUIに頼ることなく、チームの作成、名称変更、削除、整理に加え、メンバーの管理を行うことができます。
これまで、このAPIではチームの一覧表示のみに対応しており、その他のチーム管理業務ではUIを1チームずつ使用する必要がありました。
重要な理由
成長中の組織や大規模な組織にとって、チーム体制は極めて重要です。お客様からはかねてより、チーム管理機能へのプログラムによるアクセスを要望されていましたが、このAPIによってそれが実現されました。
仕組み
Teams Public APIは、以下の2つの分野を網羅しています。
- チーム: チームの作成、一覧表示、取得、更新、削除を行います。チームは親子関係に基づく階層構造に整理することができます。
- メンバーシップ: チームメンバーの一覧を表示します。メンバーの追加、更新、削除を行います。
詳細については、HubSpot 開発者向けドキュメントを参照してください。
対象
コンテンツ・ハブ・エンタープライズ、セールス・ハブ・エンタープライズ、セールス・ハブ・プロフェッショナル、データ・ハブ・プロフェッショナル、マーケティング・ハブ・プロフェッショナル、コンテンツ・ハブ・プロフェッショナル、スマートCRM・プロフェッショナル、サービス・ハブ・エンタープライズ、サービス・ハブ・プロフェッショナル、レベニュー・ハブ・プロフェッショナル、スマートCRM・エンタープライズ、レベニュー・ハブ・エンタープライズ、マーケティング・ハブ・エンタープライズ、データ・ハブ・エンタープライズ
対象
CMS Hub Professional/Enterprise、Commerce Hub Professional/Enterprise、Core Seats Enterprise Hub、Core Seats Professional Hub、Marketing Hub Professional/Enterprise、Data Hub Professional/Enterprise、Sales Hub Professional/Enterprise、Service Hub Professional/Enterprise
株式会社100の視点
活用シーン
- 組織改編や部署異動が多いお客さまでは、期初・期末のたびにチームの作成・名称変更・メンバー入れ替えが発生しますが、このAPIを使えばUIで1チームずつ操作する代わりに、人事システムなどの情報をもとにまとめて反映する仕組みが作れると見られます。
- 拠点や事業部ごとに階層構造でチームを整理している大規模組織では、親子関係を含めたチーム構成をコードで管理できるため、内部統制や監査のためのチーム構成の記録・再現がしやすくなります。
- 新規事業立ち上げや採用が多いお客さまでは、オンボーディング時のチーム所属設定を自動化するフローに組み込める可能性があります。
気になる点
- 現時点ではパブリックベータのため、正式リリース時にエンドポイントの仕様や権限まわりの挙動が変更される可能性があり、本番の自動化フローに組み込む場合は仕様変更への追従が必要になりそうです。
- 対象がProfessional/Enterprise以上のプランに限られており、Starterプランなど小規模なお客さまはこの恩恵を受けられません。
- API経由での操作となるため、社内で稟議・承認を経てチーム変更を行っている組織では、誰がいつどの変更を実行したかのログをどう残すか、運用ルールを別途整備する必要がありそうです。
今後への期待
- 正式リリース時には、チームの権限設定やロールの管理までAPIでカバーされると、ユーザー管理全体の自動化がより進むと期待されます。
- 人事システムやSSO(シングルサインオン)基盤との連携例が公式に示されると、組織変更に伴うチーム管理の自動化を検討しやすくなります。
- 変更履歴を追跡できる仕組みが用意されれば、承認フローとの相性がさらに良くなると考えられます。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。