概要
HubSpotのレポートの視覚化機能が更新され、新しいHubSpotテーマに沿った、より洗練され、プロフェッショナルで統一感のある外観と操作感を実現しました。すべてのグラフタイプが対象で、カラーパレットの刷新、凡例表示の変更、ホバー・ツールチップの改善、全体的なスタイル更新が行われています。
本アップデートは現在パブリックベータとして提供されており、全てのHubとエディションが対象です。

主な変更点
1. 新しいデフォルトのカラーパレット
データ可視化向けに刷新されたカラーパレットで、ティール色が基調となっています。更新されたカラーパレットには、データ間の区別を明確にしつつ、より統一感のある視覚的体験を提供するように設計された、より幅広い色展開が含まれています。
注:レポートやダッシュボードにカスタムカラーが設定されている場合、それらは引き続き反映され、新しいカラーパレットによって上書きされることはありません。

2. ドーナツグラフおよび円グラフの凡例表示の変更
新規に作成されたドーナツグラフおよび円グラフ、ならびにデフォルトの凡例設定が適用されている既存のドーナツグラフおよび円グラフにおいて、凡例は上部ではなく、グラフの右側に表示されるようになりました。これにより、グラフ上のラベルに直接頼ることなく、カテゴリを一覧し、値を比較しやすくなります。
凡例に同じ情報が記載されているため、視覚的なごちゃごちゃを避けるために、データラベルはデフォルトで非表示になります。小さなグラフの場合、右側に凡例を表示するスペースが足りないときは、凡例は自動的に下部に移動します。
注:レポートビルダー内で設定を行うことで、凡例の配置やデータラベルの設定はいつでも変更できます。

3. ホバーおよびツールチップの変更点
折れ線グラフおよびエリアグラフでは、ホバー時に線が表示され、どのデータ値にカーソルが合わせられているかが一目でわかるようになっています。また、ホバー時の挙動を全体的に若干変更し、ホバーした要素をより目立つようにしました。

4. 全体的なスタイルの更新
グラフのフォントスタイル、間隔、配置、および軸ラベルの見出しについて、いずれも若干のスタイル更新が行われました。
- 注:KPIチャートは、中央揃えではなく、左揃えで明確な枠線が表示されるようになり、左から右への読みやすさが向上しました。
- 注:条件付き書式は、セル全体が色付きになるのではなく、色付きの丸印として表示されるようになりました。ただし、条件付き書式を適用しても、レコード一覧やオブジェクトビューでは、セル全体が色付けされたまま表示される場合があります。これは既知の問題であり、現在解決に向けて取り組んでいます。

重要な理由
新しく刷新された視覚化機能により、データを一目で読み取り、理解し、比較しやすくなりました。今回の更新により、視覚的な明瞭性と一貫性が向上するとともに、HubSpotの新しいテーマに沿った、より洗練されたユーザー体験が実現されます。
仕組み
ベータ版に参加すると、HubSpotのすべてのグラフの視覚化が自動的に更新されるはずです。これ以上の手動での操作は必要ありません。
対象
全てのHubとエディション
対象
Hubspot Free Hub
株式会社100の視点
活用シーン
ダッシュボードを経営会議や部門ミーティングで共有しているお客さまにとって、カラーパレットの刷新やホバー時の視認性向上は、資料としての見やすさをそのまま底上げしてくれます。特にドーナツグラフや円グラフの凡例が右側表示になった点は、カテゴリ数の多いレポート(問い合わせ種別やリード獲得チャネルの内訳など)を扱う場合に、グラフ内ラベルの詰まりを気にせず一覧しやすくなります。また、KPIチャートが左揃えになったことで、複数のKPIを横に並べたダッシュボードでも数値の比較がしやすくなると考えられます。
設定済みのカスタムカラーは上書きされないため、社内ブランドカラーやレポート用途ごとに色分けルールを決めているお客さまも、既存の運用を崩さずに新しいスタイルの恩恵だけを受けられそうです。
気になる点
- 条件付き書式がセル全体の色付けから丸印表示に変わった一方、レコード一覧やオブジェクトビューでは従来通りセル全体が色付けされる場合があるとのことで、表示箇所によって見た目が異なる状態がしばらく続く可能性があります。既知の問題として対応中とのことですが、社内共有時に混乱が出ないよう注意が必要です。
- 凡例の配置変更やデータラベルの非表示化はデフォルト挙動の変更のため、既存の資料と印象が変わる可能性があります。定例レポートのスクリーンショットを社内資料に転用しているお客さまは、切り替わりのタイミングで見た目の差異が出ることを想定しておいた方がよいと見られます。
- ベータ版のため、正式リリース時に表示仕様や適用範囲が変わる可能性がある点は留意が必要です。
今後への期待
条件付き書式の表示不一致など既知の課題が早期に解消され、レポートビルダーとレコード一覧・オブジェクトビューとの見た目が統一されることが期待されます。また、凡例やラベルの初期表示ルールについて、業務ごとに好みが分かれやすい部分でもあるため、正式版では設定の初期値をテンプレートとして保存できるなど、より柔軟なカスタマイズ機能が加わると活用の幅が広がりそうです。
※ この記事はHubSpot製品の最新情報ページをもとに作成しています。最新の情報はHubSpot製品の最新情報でご確認ください。