企業のマーケティング活動の自動化・効率化に役立つ「MA(マーケティングオートメーション)」。株式会社グローバルインフォメーションが発表した世界のMA市場のレポートによると、2023年で65億米ドル(2023年12月時点の為替レートで約9,623億7,050万円)、2027年までには95億米ドル(約1兆4,065億3,200万円)の規模へ成長すると予想されています。
また、日本国内でのCRMやMAをはじめとするデジタルマーケティング市場に関する調査(株式会社矢野経済研究所実施)では、2023年時点で3,167億5,000万円、2026年までに4,157億まで成長する見込みとなっています。
国内外で需要が高まっているMAですが、自社でも導入したいものの、どのツールを使うべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
代表的なMAツールのベンダーとして、HubSpot社、Salesforce社、Marketo社があげられます。中でもHubSpotの「Marketing Hub」と、Salesforceの「Account Engagement(旧Pardot)」は、市場シェアの多くを占めるMAツールです。それぞれ強みや価格、活用しやすい事業規模や業界が異なるため、自社に合ったものを選ぶことが重要です。
本記事では、HubSpotとAccount Engagementの特徴や違い、料金プラン、サポート体制、活用されている企業や業界を比較します。世界的なビジネスツールランキングサイト「G2」などの口コミやレビューも参考にしていますので、参考にしてみてください。
まずは、HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)の概要を確認しておきましょう。
ここでは、HubSpot社のMAツールである「Marketing Hub」と、Salesforce社の「Account Engagement(旧Pardot)」の基本情報をご紹介します。
HubSpotとは、HubSpot社が提供するインバウンドマーケティングのプラットフォームです。無料のCRM(顧客関係管理)ツールを中心に、マーケティング・営業・カスタマーサービス・コンテンツ管理・オペレーション支援に役立つサービスを提供しています。
2023年12月時点で、世界120カ国以上で19万4,000社以上の企業が利用しています。
HubSpot製品は、大きく次の5つです。
HubSpot製品の中でMAとして用いられるのは、「Marketing Hub」です。同製品は、マーケティングに必要なデータとツールを統合的に管理できるプラットフォームであり、世界のマーケティングオートメーションソフトウェア市場におけるシェア1位を誇ります。
インバウンドマーケティングキャンペーンの実施やリード(見込み客)への転換など、さまざまな機能が一元化されており、購買行動の変化に柔軟に対応できます。
HubSpotが掲げる「インバウンドマーケティング」とは、価値あるコンテンツと個別化された顧客体験を通じて、相手を引き寄せるビジネス手法です。有益で長続きする関係を構築し、組織の成長に寄与すると考えられています。
HubSpotの「Marketing Hub」も、インバウンド思想を基盤としており、顧客の興味関心から問い合わせや購入などへつなげるための機能を提供しています。
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出典:Salesforce
Account Engagement(正式名称:Marketing Cloud Account Engagement)とは、米Salesforce.com.Incが提供している、クラウドベースのMAツールです。Salesforceの製品の内の一つ「Marketing Cloud」に含まれるサービスであり、2022年に「Pardot」から名称が変更されました。
Account Engagementは、Salesforceの営業支援ツールと一元化されており、顧客の行動を追跡して興味・関心を評価する「スコアリング」や、セールスターゲットの判定を行う「グレーディング」などの機能を提供しています。これにより、確度の高い見込み客を抽出し、効率的な営業活動に結びつけることが可能です。
HubSpotとAccount Engagementの特徴を、それぞれまとめました。各ツールに自社で重視する点が含まれているかをチェックする際に、お役立てください。
HubSpot Marketing Hubの特徴として、大きく次の3点があげられます。
一つ目の特徴は、無料CRMとの接続が可能である点です。Marketing HubのMA機能にCRMを連携させることで、よりパーソナライズされたマーケティングが可能になり、顧客との良好な関係構築につながります。
HubSpotは無料のCRMツールを提供しているため、別途でCRMを購入する必要がありません。
具体的には、個々のターゲットに対し、最適化されたメッセージを適切なチャネルで効果的に配信するなど、優れた購入体験を提供することで顧客満足度の向上が期待できます。
なお、HubSpotの無料CRMには、SFA(営業支援ツール)としての「Sales Hub」や、CMS(コンテンツ管理システム)の役割を果たす「CMS Hub」の、各製品の基本機能も含まれます。これにより、マーケティング活動の多岐にわたるニーズに対応でき、同じプラットフォーム内で一元管理が可能です。
一方で、SalesforceではCRMやSFAの導入に別途の手続きが必要であり、これには追加の費用や手間が発生します。Marketing Hubは無料CRMと接続できることで、SFAやCMSの機能も担える点が大きな特徴といえます。
HubSpotのMarketing Hubでは、マーケティングに関する多くの機能を一つのプラットフォームで利用できます。
Marketing Hubには、主に以下の機能が含まれます。
マーケティング活動に必要な機能を広範に網羅しているため、複数のツールやプロバイダーを利用する必要がなく、一元管理が可能です。
一方で、SalesforceではMA以外のマーケティングツールの契約が必要な場合があります
UI(ユーザーインターフェース)の分かりやすさも、Marketing Hubの大きな特徴です。UIとは、ユーザーと商品やサービスを結びつける部分であり、ウェブサイト上のボタン・フォント・画像・デザインなどを意味します。
HubSpotは操作性に優れており、初心者の方でも分かりやすいUI設計となっています。これは、Marketing HubがHubSpot社によって一から開発されたツールであり、同一の企業がすべての製品を提供していることによって、CRMやSFAと連携した際にUIに統一感が生まれていると考えられます。
ツール自体、または複数のツールを連携させた際のUIの分かりやすさは、企業買収などを繰り返しているベンダーのツールにはない特徴といえます。例えば、Account Engagementはもともと、米ExactTarge社の製品をSalesforce社が買収したものです。他社が開発したツールの場合、部分的に異なるUIが見られるなど、ユーザーが使いにくいと感じるケースもあります。
続いて、Account Engagementの特徴を見てみましょう。
最大の強みとしてあげられるのは、CRM・SFAの分野において世界シェアNo.1を誇る、Salesforceとの連携が可能であることです。HubSpotのCRMが無料かつシームレスな連携が特徴であるのに対し、こちらはシェアの大きさが特徴です。
Account Engagementで蓄積された見込み客・顧客情報をSalesforceに統合することで、リード創出・購買意欲の醸成・商談・既存顧客へのフォローアップまで、マーケティングと営業プロセスを一元化できます。
すでに営業活動にSalesforceを導入している企業にとっては、Account Engagementは全体の業務効率を向上させる有力なツールとなるでしょう。
一方で、SalesforceのCRM・SFAとの連携を行わない場合、同ツールの効果を最大化するのは難しいかもしれません。また、HubSpotのMarketing Hubとは異なり、CMS機能を活用する場合は別途製品の活用が必要である点にも留意が必要です。
Account Engagementには、活発な「Pardotコミュニティ」が存在します。
このコミュニティは、資料・イベント・ウェブセミナーなどの情報掲載や、Account Engagementの効果的な活用・定着に関する相談窓口、ユーザー同士のコミュニケーション促進の場として利用されています。
活発なコミュニティがあることで、日々進化するマーケティング領域において、最新のトレンドや機能に関する情報収集がしやすく、Account Engagementを最大限活用することにつながります。
Account Engagementは、国内のBtoB企業を中心に、多岐にわたる業界で数々の導入事例があります。Salesforceの公式ウェブサイトでは、事例紹介とともに、導入企業の成功体験やビジネスに与えた影響が示されています。
特に不動産業界における事例が多く見られ、Account Engagementを導入し、効果的なマーケティング・営業活動を展開しているケースが紹介されています。
国内における導入事例の豊富さは、自社で導入を検討する際の参考になるはずです。
ここからは、HubSpotの「Marketing Hub」と、Salesforceの「Account Engagement」に関する口コミ・評判をもとに比較していきます。
まずは、G2によるスコア比較を見てみましょう。G2(G2.com)とは、ビジネスソフトウェアやサービスに関するレビュー・評価に基づき、ランキングを作成して公開しているオンラインプラットフォームです。
2023年12月時点でのG2の総合評価スコアでは、Marketing HubとAccount Engagementを比較した結果、Marketing Hubが「星4.5」、Account Engagementが「星4.0」となっており、Marketing Hubの方が約4倍のレビュー数を獲得しています。
引用:Compare HubSpot Marketing Hub vs. Salesforce Marketing Cloud Account Engagement | G2
レビュー担当者の総評としては、「HubSpot Marketing Hubが使いやすく、設定および管理が容易であると感じた」と記載されていました。
また、製品サポートの品質や、機能のアップデート・ロードマップに関しても、HubSpot Marketing Hubの方向性が好まれていると評価されています。
具体例には、「MA機能全般」「SEO」「生成AIの活用」「他ツールとの連携」などの項目で、HubSpotの方が評価されています。
一方で、「ROIの追跡」「LPO(ランディングページ最適化)」「アカウントデータ管理のマーケティングキャンペーン」などの項目では、Account Engagementの方が評価を得ています。
G2のスコアをもとにすると、リード創出・セグメンテーション・自動化など、MAを活かしたキャンペーン管理やコンテンツ管理、コンテンツのパーソナライズ化やエンゲージメント向上には、HubSpotが向いていると考えられます。
対して、マーケティング活動における収益性の評価と追跡、重要なビジネスアカウントへの効果的なアプローチやセグメンテーションには、Account Engagementが有用といえるでしょう。
HubSpotのMarketing Hubに関する、実際の口コミ・評判をいくつかご紹介します。
G2のレビューに加え、法人向けIT製品・クラウドサービスのレビューサイトである「ITレビュー」より、良い口コミ・悪い口コミをピックアップしています。
【良い口コミ・評判】
私個人の印象では、HubSpotは市場でもっとも優れた統合インバウンドマーケティングツールだと思います。インバウンド戦略を実行するために必要なツールがすべてそろっており、常に新しい機能がアップデートされ、強化されている印象です。 (投稿者:情報技術およびサービスの認証済みユーザー)出典:G2 |
HubSpotは手頃な価格でありながら、マーケティングオートメーションに必要な機能がすべてそろっており、かつ非常に使いやすいです。これまで他社の様々なマーケティングオートメーションサービスを試用しましたが、設定が複雑で理解しにくいことがありました。しかし、HubSpotは直感的に理解しやすいため、再学習の必要がほとんどなく、スムーズに利用できます。CRMやSFAなどの機能も同じサービス内で連携できるため、手間のかかる設定も不要で、シームレスな管理が可能です。 (投稿者:宣伝・マーケティングの非公開ユーザー)出典:ITレビュー |
【悪い口コミ・評判】
外資のプラットフォームであることから読解に時間がかかることがあります。ダッシュボードのカスタマイズ性がやや低く、必要なデータを見つけにくいことがあります。ただ、以前のスプレッドシート管理から移行したことで工数が削減され、エラーや機能の不具合も解消されています。 (投稿者:宣伝・マーケティングの非公開ユーザー)出典:ITレビュー |
Account Engagementに関する口コミ・評判も見てみましょう。
【良い口コミ・評判】
Account Engagementは、外部サービスとの接続先を多く持っている点で優れていると思います。Wistiaコネクタ(動画エンゲージメントのトラッキング機能)や、Google Analytics(ウェブページのアクセス解析サービス)など、オーディエンスの行動に関する包括的な情報を提供することで、よりターゲットを絞りパーソナライズされたマーケティング戦略を可能にしています。 (投稿者:マーケティングと広告の認証済みユーザー)出典:G2 |
Salesforceを導入済みであれば、Salesforceの名刺情報と連携し、条件で絞り込んだメール配信が容易に行えます。各名刺の活動記録を追跡し、開封時の通知や電話アクションなど、温度感の高いターゲットに対し、迅速に対応できる点がよいと思います。 (投稿者:宣伝・マーケティングの非公開ユーザー)出典:ITレビュー |
【悪い口コミ・評判】
Account Engagementではさまざまな機能が提供されていますが、有効に活用できるかどうかはユーザー次第です。明確な目的を持って導入しなければ、機能を十分に活かすことが難しいと感じます。シナリオ機能やランディングページ作成などは多彩ですが、自社での活用にはシナリオの考案やコーディングスキルが必要です。これらの点には留意しておいた方がよいと思います。 出典:ITレビュー |
HubSpotとAccount Engagementは、実際にどのような企業が利用しているのでしょうか。
ここでは、それぞれのツールを活用している企業の特徴をご紹介します。
G2の「Reviewers' Company Size(レビュアーの企業規模)」「Reviewers' Industry(レビュアーの業界)」を参考にすると、HubSpotのMarketing Hubを活用している企業は、
中小企業(従業員50名以下)が多いことが分かります。
業界の割合は以下の通りです。
引用:Compare HubSpot Marketing Hub vs. Salesforce Marketing Cloud Account Engagement | G2(2023年12月時点の情報)
HubSpotのMarketing Hubは、小規模ビジネスに広く活用されており、コンピューターソフトウェアを専門とする業界以外でも浸透していることが読み取れます。HubSpotの使いやすさや導入しやすさが、業界を問わず小規模~中規模企業で活用されている理由と想定できます。
Account Engagementは、HubSpotの導入企業と比較すると、従業員数51~1,000名の中堅企業や、1,000名以上の大企業が多い傾向があるようです。
引用:Compare HubSpot Marketing Hub vs. Salesforce Marketing Cloud Account Engagement | G2(2023年12月時点の情報)
業界の割合はHubSpotの場合と類似していますが、Account Engagementの方がコンピューターソフトウェア業界での導入が多いようです。
Account Engagementは、スコアリングやグレーディングの機能に強みがあり、大きなターゲット層からターゲットとすべきアカウントを抽出する性能が優れています。そのため、専門性が高く大きな市場へのアプローチを考えている、中堅・大企業が活用していると考えられます。
HubSpotとAccount Engagementの料金プランは、大きく異なります。両者の料金プランを比較し、違いをまとめました。
HubSpot Marketing Hubの料金プランは、2023年12月時点で以下の通りです。
Marketing Hubには無料ツールがあり、これには「Eメールマーケティング」「フォーム・LP作成ツール」「ウェブチャットの設置」などの基本機能が含まれます。
Starterプランでは、コンタクト数1,000件から始められ、低コストでスモールスタートが可能です。Professional以上のプランでは機能や対応範囲が拡張され、Enterpriseでは高度な分析機能やAIに基づく予測スコアリングなどが加わります。
Account Engagementの料金プランは、以下の通りです。
Account Engagementの料金プランでは、プランアップに応じて個別コンテンツのメール配信や、AI機能「Einstein」を活用した受注予測などの、高度な機能が利用可能になります。
もっとも安価なGrowthプランでもコア機能がそろっており、ビジネスへの貢献が期待できます。
ただし、HubSpotとは異なり、Account Engagementに無料プランはありません(30日間の無料トライアルのみ)。
HubSpotの料金プランの特徴として、使用する機能に応じて費用を最適化できる点があげられます。
例えば、「Marketing HubをMAツールとして」「Sales HubをSFAツールとして」といったように、機能を個別に利用でき、さらに必要に応じて組み合わせることも可能です。
一方で、Account EngagementはMAツールとして機能別に切り出すことはできず、CRM・SFA機能を含むサービス内容を一括で契約する形式です。
HubSpotは、無料プランやStarterプランのように低コスト・最低限の機能から始められるのに対し、Account Engagementはミニマムプランでも月額15万円からの多機能となっています。選択肢の違いやビジネスのニーズに応じて、どちらが適しているか検討するとよいでしょう。
MAツールとして運用するにあたり、両者のサポート体制の充実度も重要な比較ポイントです。
ここでは、HubSpotとSalesforceのサポート体制について解説します。
HubSpotのサポート体制は、無料プランではヘルプページの形式で提供され、有料のStarterプラン以上ではメールやチャットでの問い合わせが可能になります。Professionalプラン以上では、電話(日本語対応)での問い合わせにも対応しています。
また、HubSpotの学習コミュニティとして以下があります。
定期的なアップデートも行われており、MAの活用・運用に関する最新かつ広範な学習が可能です。
Salesforceのサポートは、基本的にヘルプページとメールによる問い合わせでの対応となります。
Salesforceの有料サポートプランである「Premier Success Plan」に加入すると、24時間365日の電話サポート(日本語対応)や、エキスパートコーチングによる定着化支援などが追加で受けられるようになります。
Salesforceの学習コミュニティとして、以下があります。
Trailblazer CommunityやTrailheadは、サイト内の日本語訳がやや不自然な点はあるものの、無料で学習や情報収集を行う際に役立ちます。
ここまで、HubSpotとAccount Engagementの違いや、比較検証した内容について解説してきましたが、2つのツールは連携することも可能です。
最後に、連携することでできることと、連携の際の注意点をご紹介します。
HubSpotとAccount Engagementを連携すると、両ツール間でのデータ同期ができます。
これにより、以下が可能になります。
初期同期で既存データがアップロードされ、その後の更新も自動で随時同期されます。これにより、データの入力作業や煩雑なインポート処理を軽減できます。
フィールドマッピングとは、レコードの追加や、テーブル行を別のアプリのレコードに書き出すなど、レコードの書き出しを行う際の手順であり、書き出すレコードの内容を定義するパラメーター(媒体変数)です。
既定のフィールドマッピングが用意されているため、設定作業を短縮できます。なお、Operations HubのStarterプラン以上であれば、カスタム フィールド マッピングも利用可能です。カスタム フィールド マッピングを活用することで、通常のプロパティである名前やEメールアドレスだけでなく、あらゆるデータに対して特定の同期先を設定できるようになります。
HubSpotとAccount Engagementを連携する際の注意点は、カスタム フィールド マッピングの利用には、Operations HubのStarterプラン以上の契約が必要であるという点です。
また、Account Engagement側での有料プランへの加入が必要です。
すでに、いずれかのMAツールを使用していて連携する場合や、新たにどちらも導入する場合には、必要な機能や予算を考慮した上で、連携するかどうかを検討するとよいでしょう。
HubSpotの「Marketing Hub」と、Salesforceの「Account Engagement(旧Pardot)」は、どちらも世界的なMA(マーケティングオートメーション)であり、それぞれ強みや価格、活用しやすい事業規模や業界が異なります。
HubSpotの特徴は無料CRMと接続できることや、Marketing Hub単体で多くのマーケティング機能を使えること、またUIが分かりやすいことです。Account Engagementには、SalesforceのCRM・SFAと連携でき、Pardotコミュニティで情報収集しやすく、国内導入事例が多いといった特徴があります。
本記事の内容を参考に、自社に適したMAを選定していただけると幸いです。HubSpotとAccount Engagementは連携も可能で、連携することでデータ同期の効率化や高機能にもアクセスできるため、すでにいずれかを利用している方や、これから導入を考えている方は、連携も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
渋谷 真生子
株式会社100(ハンドレッド)のマーケター。新卒でグローバルヘルスケア企業で営業を経験し、セールスフォースにてBDRとして地方企業の新規開拓に携わる。コロナ渦でインバウンドマーケティングの重要性を実感し、アイルランド ダブリンにあるトリニティカレッジの大学院にてデジタルマーケティングの学位取得し現在に至る。最近はかぎ針編みにハマり中。
ビジネスの成長プラットフォームとしての魅力はもちろん、
HubSpotのインバウンドマーケティングという考え方、
顧客に対する心の寄せ方、ゆるぎなく、そしてやわらかい哲学。
そのすべてに惹かれて、HubSpotのパートナー、
エキスパートとして取り組んでいます。
HubSpotのこと、マーケティング設計・運用、
組織の構築など、どんなことでもお問い合わせください。