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HubSpotとZoho CRMの違いは?料金や機能、口コミまで徹底比較

HubSpotとZoho CRMの違いは?料金や機能、口コミまで徹底比較

顧客管理を効率化し、売上向上を目指す企業にとって、適切なCRMの導入は欠かせません。しかし、「HubSpotとZoho CRM、どちらを選ぶべきか?」と悩んでいる企業は多いのではないでしょうか。

CRMは単なる顧客情報の管理ツールではなく、営業やマーケティングの生産性を大きく左右する重要なシステムです。誤った選択をしてしまうと、必要な機能が不足したり、コストが想定以上にかかってしまったりする可能性があります。では、なぜ多くの企業がCRM選びで迷ってしまうのでしょうか。

その原因の一つは、CRMごとの違いがわかりにくいことにあります。HubSpotはマーケティングとの連携を強みとし、直感的な操作性に優れています。一方、Zoho CRMは柔軟なカスタマイズ性とコストパフォーマンスの高さが魅力です。しかし、料金体系やサポート体制、各機能の詳細を正しく理解していないと、導入後に「思っていたのと違う」と感じることもあります。

本記事では、HubSpotとZoho CRMの料金プラン、機能、口コミを徹底比較し、それぞれのCRMがどのような企業に適しているのかを解説します。この記事を読むことで、貴社のビジネスに最適なCRMを選択し、業務効率を向上させるための最適な方向性を見つけられるでしょう。

HubSpotとZohoとは

HubSpotとZohoの具体的な違いを見ていく前に、まずは両ツールの開発背景や基本的な特徴を見ていきましょう。CRMは一見すると似ているものが多いですが、開発背景や哲学を理解することで、違いが明確になることが多々あります。

HubSpotとは

HubSpotウェブサイト

出典:HubSpot

HubSpotは2006年に米国で設立され、CRMを軸にセールス、マーケティング、カスタマーサポートなど、フロントオフィスの業務を支援するプラットフォームを提供しています。

設立の背景には、従来のアウトバウンド型マーケティング(電話営業や大量のメール配信)が消費者に敬遠されるようになったという市場の変化がありました。この流れを受けて、「顧客にとって価値ある情報を提供し続けることで、信頼関係を構築し、最終的に選ばれる」というインバウンドマーケティングの概念が生まれます。HubSpotは、この考えを実現するためのマーケティングツールとして誕生したのです。

インバウンドマーケティングの考え方は急速に広まり、多くの企業がSEOやメールマーケティングなどの手法を活用し始めました。しかし、ここで一つの課題が浮上します。それは、営業とマーケティングの分断です。マーケティングチームが獲得したリードが営業チームに適切に共有されず、成約につながらないという問題が発生していました。

当時、SalesforceをはじめとするCRMはすでに市場に存在していましたが、以下のような課題がありました。

  • 価格帯が高い:既存のCRMは大企業向けのものが多く、中小企業にとって導入のハードルが高かった。
  • 操作が複雑:多機能ではあるものの、直感的に使いこなすには専門的な知識が必要だった。
  • マーケティングとの連携が不十分:営業支援機能は充実していたが、マーケティングとの統合が難しく、リード管理が効率的に行えなかった。

こうした課題を解決するため、HubSpotは2014年に永久無料のCRMの提供を開始しました。特に中小企業のニーズに応える形で広まり、市場シェアを拡大。さらに、Sales HubやService Hubといった新機能を次々と追加し、現在もより多様なビジネスニーズに対応できるプラットフォームへと進化しています。

Zohoとは

Zohoウェブサイト

出典:Zoho

Zohoは1996年にアメリカで設立されたIT企業です。設立当初は大企業向けのネットワーク管理ソフトを提供していましたが、2000年代初頭のITバブル崩壊を契機に、中小企業向けの低価格なSaaSソフトウェアの提供へとシフトしました。

2005年には、SalesforceやSAPなどの高価格で操作が複雑なCRMに対抗する形でZoho CRMをリリースしました。Zohoは特に価格の安さとカスタマイズ性の高さを重視しており、これが現在でも同社の大きな強みとなっています。

この点はHubSpotと似ていますが、両者の開発コンセプトには明確な違いがあります。

Zoho CRMは中小企業向けに低コストで導入できることを重視しており、コア機能として営業支援や顧客管理を強化しています。また、HubSpotがインバウンドマーケティングを提唱する前に開発されたため、マーケティング機能よりも営業支援に強みがあります。

一方、HubSpotはインバウンドマーケティングを軸に、営業とマーケティングの連携を重視して開発されました。この傾向は現在も続いており、価格帯はZohoのほうが低価格ですが、マーケティング機能の充実度ではHubSpotが優れています。

また、Zohoはコスト面でのメリットをさらに強調するため、最大3ユーザーまで利用可能な無料プランを提供しています。この無料プランには、基本的なリード管理、商談管理、ワークフロー設定などの機能が含まれており、小規模なチームやCRMを試してみたい企業にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

HubSpotとZohoそれぞれの特徴

両ツールの機能には多くの共通点がありますが、細かな違いが実際の運用での効果を大きく左右します。ここではHubSpotとZoho CRMのそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

HubSpotの特徴

HubSpotは、インバウンドマーケティングを軸に、顧客との関係を築き、長期的な信頼を獲得するための多くの機能を備えています。リードの獲得から育成、顧客への転換までを一貫してサポートできる設計が特徴です。ここでは、HubSpotの主な特長について紹介します。

まずは操作性の高さ。HubSpotのユーザーインターフェースは視覚的に優れており、直感的に操作できるため、ITリテラシーが高くないユーザーでも容易に使いこなせます。また、無料プランからプレミアムプランに至るまで、基本的な機能が統一されているため、企業の成長に応じてスムーズにプランをアップグレードできる点も魅力です。

次に、機能の充実度がHubSpotの強みです。HubSpotには「Hub」と呼ばれるソフトウェアがあり、ユーザーは自身の課題に応じてHubの選択を行えます。以下が主なHubとその機能です。

  • Marketing Hub:メールマーケティング、ブログ/LP作成、広告管理、マーケティングオートメーション、スコアリング
  • Sales Hub:自動化、メール開封通知、営業パイプライン管理、商談スケジューリング、見積書作成
  • Service Hub:ナレッジベース、チケット管理、チャットボット、自動化
  • Content Hub:ウェブサイト制作、SEOアドバイス、コンテンツ管理

HubSpotのCRMは、これらの各Hubと統合されており、営業部門がマーケティング部門の顧客対応履歴を確認するなど、部門間のスムーズな情報共有が可能です。社内の連携が強化され、業務の効率化と顧客満足度の向上が期待できます。

Zoho CRMの特徴

Zoho CRMは、高いカスタマイズ性と拡張性を備えたCRMツールです。標準搭載されている機能が豊富なだけでなく、ユーザーが自社の業務フローに合わせてカスタムフィールドやレイアウトを柔軟に設定できるため、多様な業種・業態に対応できます。

Zoho CRMの大きな特長の一つが、カスタマイズ性の高さです。顧客情報の登録項目はもちろん、ドラッグ&ドロップ操作でレイアウトまで変更できます。さらに、Zohoは50以上のビジネスツールを提供しており、それらと円滑に連携することが可能です。このカスタマイズ性の高さは、Zoho CRM の大きな強みとなっています。

営業支援機能の充実度もZoho CRMの特徴です。

HubSpotがマーケティング機能を強みとしているのに対し、Zoho CRMは営業向けの機能に重点を置いています。案件管理、フォローメールの自動送信、売上予測、スコアリングなどの機能を低コストで活用でき、営業業務の効率化を強力に支援します。ただし、マーケティングオートメーション機能についてはHubSpotほど充実しておらず、コンテンツ作成や広告管理といった機能は限定的です。そのため、マーケティング主導の施策を重視する企業は、他のマーケティングツールと組み合わせて活用するのが望ましいでしょう。

もう一つの強みは、コストパフォーマンスの高さです。無料プランでも基本的な顧客管理や営業支援機能を利用でき、初期コストを抑えて導入できます。また、有料プランにおいても競合のCRMと比較して低価格でありながら、多機能なパッケージが提供されているため、コストを重視する企業にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

HubSpotとZohoの料金プラン

HubSpotとZohoの両社は無料プランを提供していますが、有料プランにおける機能や価格に違いが見られます。ここでは公式サイトからの最新情報をもとに、それぞれの料金プランを比較します。(※2025年2月時点の情報)

HubSpotの料金プラン

HubSpotは、2025年2月時点で無料プランからエンタープライズ向けのプランまで、段階的な料金体系を採用しています。提供される機能は「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」などのカテゴリーにわかれていますが、ここではZoho CRMと比較的機能が似ている「Sales Hub」の料金プランを紹介します。

  • 無料プラン
    無料プランでは最大1,000件のコンタクト管理が可能で、Eメールマーケティング、営業パイプラインの管理、メールの開封通知、見積書の作成などの基本的なセールス機能を利用できます。スタートアップ企業や、初めてCRMを導入する企業にとっては十分な機能が備わっています。
  • Starterプラン(月額2,400円~/1シート)
    Starterプランでは、無料プランの機能に加えて、管理できるコンタクト数が増加し、シンプルなオートメーション機能や収益予測のツールを利用できます。CRMを本格的に活用したい企業に適したエントリープランです。
  • Professionalプラン(月額12,000円~/1シート)
    Professionalプランでは、フォーキャスト(売上予測)機能やカスタムレポート作成機能が充実し、業務の効率化を支援します。ワークフローの自動化も可能になり、営業プロセスをよりスムーズに管理できるようになります。
  • Enterpriseプラン(月額18,000円~/1シート)
    Enterpriseプランは、大規模な営業チーム向けのプランです。カスタムオブジェクトの作成や、高度なレポート機能の拡張が可能で、より柔軟なデータ管理が実現できます。さらに、SLA(サービスレベルアグリーメント)のトラッキング機能が搭載されており、より精密な顧客対応を求める企業に適しています。<

Zoho CRMの料金プラン

Zoho CRMは、2025年2月時点で無料プランから最上位のUltimateプランまで、5つの料金プランを提供しています。企業の規模や必要な機能に応じて、柔軟に選択できる点が特徴です。

  • 無料プラン
    最大3ユーザーまで利用可能で、基本的なリード管理、商談管理、タスク管理などのCRM機能を備えています。小規模な企業やCRMの導入を試してみたい企業に適しています。
  • Standardプラン(月額1,680円/ユーザー、年払いの場合)
    リードのスコアリングやカスタムレポートの作成が可能になり、営業活動の可視化を強化できます。また、ワークフローの自動化機能も追加され、繰り返しのタスクを効率的に処理できるようになります。
  • Professionalプラン(月額2,760円/ユーザー、年払いの場合)
    在庫管理機能が追加され、ルーチン業務の自動化や営業プロセスの標準化を実現できます。見積書や契約書など、営業に必要な各種書類の管理機能も利用可能です。
  • Enterpriseプラン(月額4,800円/ユーザー、年払いの場合)
    営業活動をより高度に管理できるプランで、テリトリー別の売上予測やコホート分析が可能です。さらに、自動メール送信や複雑なワークフローの自動化、マルチチャネル対応が強化されます。AIアシスタント「Zia」を活用し、よりスマートな営業戦略を展開できる点も特徴です。
  • Ultimateプラン(月額6,240円/ユーザー、年払いの場合)
    Zoho CRMの全機能を最大限に活用できるプランで、大規模な営業チームや複雑な業務フローを持つ企業向けに設計されています。

HubSpotとZohoの製品群

HubSpotとZohoは、CRMに留まらず、多種多様なソフトウェアを提供しているという共通点があります。ここでは両社の製品群とその特徴について詳しく見ていきましょう。

HubSpot製品群

HubSpotは「Hub」と呼ばれる各種製品を展開し、それぞれがCRMを起点にシームレスに統合される設計となっています。2025年2月時点で発表されているHubは以下の通りです。

  • Marketing Hub:リード獲得・育成、自動化マーケティング、キャンペーン管理
  • Sales Hub:商談管理、見込み顧客追跡、営業ワークフローの自動化、レポート分析
  • Service Hub:カスタマーサポート管理、チケットシステム、チャットボット、ナレッジベース構築
  • Content Hub:ウェブサイト作成・最適化、コンテンツ管理、SEO対策支援
  • Operations Hub:データ統合、クレンジング、外部ツール連携、ワークフロー自動化
  • Commerce Hub:BtoB向けのコマース管理、請求・決済、売上管理

HubSpot Japan製品群

出典:HubSpot Japan

それでは、これらが連携することでどのような相乗効果が生まれるのでしょうか。

多くの企業にとって、マーケティング、営業、カスタマーサポートの連携は課題のひとつです。たとえば、マーケティングチームが獲得したリードが営業チームに適切に引き継がれなかったり、営業が成約した顧客情報がカスタマーサポートに共有されず、スムーズな顧客対応ができないケースが少なくありません。

Marketing Hub、Sales Hub、Service Hubを組み合わせれば、これらの課題を解決し、顧客体験の質が向上します。

Marketing Hubで獲得したリード情報はCRMに自動保存され、Sales Hubを通じて営業チームにリアルタイムで通知されます。これにより、ホットリード(関心度の高いリード)に対して迅速にアプローチすることが可能です。

さらに、成約後の顧客情報はService Hubと連携されるため、カスタマーサポートチームは過去の商談履歴をもとに、より的確なサポートを提供できます。

このように、マーケティング、営業、カスタマーサポートのデータを一元管理することで、顧客の購買プロセス全体をスムーズに連携させ、一貫した顧客体験を届けられます。

Zoho CRM製品群

Zohoは、CRMを中心に、営業、マーケティング、カスタマーサポート、データ分析など、あらゆるビジネスプロセスをサポートするために幅広いアプリケーションを提供しています。以下は、代表的な製品の一覧です。

  • Zoho CRM:顧客情報管理、リード管理、商談追跡、ワークフロー自動化
  • Zoho SalesIQ:Webサイト訪問者の行動分析、ライブチャット、チャットボット対応
  • Zoho Campaigns:メルマガ配信、自動化マーケティング、A/Bテスト
  • Zoho Social:SNS管理、投稿スケジュール設定、エンゲージメント分析
  • Zoho Desk:カスタマーサポート、チケット管理、ナレッジベース構築
  • Zoho Survey:アンケート作成、顧客満足度調査、フィードバック収集
  • Zoho Projects:タスク管理、進捗追跡、チームコラボレーション
  • Zoho Analytics:データ分析、BIレポート作成、ダッシュボード可視化

Zoho CRM製品群

出典:ゾーホージャパン株式会社

このように、ZohoはHubSpotよりも多くの製品を展開しており、個別の業務に特化したツールを組み合わせて利用できる点が特徴です。一方で、各製品が独立しているため、一つのツール内ですべての機能を完結させることは難しく、特定の機能を利用するには複数のツールを組み合わせる必要があります。

たとえば、HubSpotのMarketing Hubには、メールマーケティング、フォーム作成、広告管理などの機能が統合されていますが、Zohoでは「Zoho CRM」と「Zoho Campaigns」「Zoho Forms」などを組み合わせなければいけません。これにより、必要な機能だけを選んで利用できるため、コストを抑えやすいというメリットがあります。

幅広い機能を一つのプラットフォームで管理したい場合はHubSpotが適していますが、特定の業務に限定してツールを導入したい場合はZohoのほうが低コストで運用できます。 たとえば、「メールマーケティングだけを行いたい」という企業であれば、Zoho Campaigns単体を導入すれば済むため、HubSpotのMarketing Hubよりも費用を抑えられるでしょう。

このように、Zohoは用途に応じて柔軟にツールを組み合わせられる点が魅力です。導入を検討する際は、自社の業務ニーズに合わせて最適な製品を選ぶことが重要です。

HubSpotとZohoのサポート体制

CRMツールの導入の際、ベンダーがどのようなサポート体制を提供しているかの確認が欠かせません。初期設定やトラブルシューティング、活用方法に関する質問が発生した際、迅速な対応が必要なためです。ここでは、両社のサポート体制を比較してみます。

HubSpotのサポート体制

HubSpotは、充実したサポート体制を提供しており、特にオンラインリソースの豊富さやユーザーコミュニティの活発さが高く評価されています。無料ユーザーから有料プランの企業まで、それぞれのニーズに応じたサポートオプションが用意されているため、スムーズな運用が可能です。

HubSpotのサポート体制

無料プランとStarterプランでは、基本的に自己解決が前提となります。その理由は、これらのプランがシンプルな機能構成となっており、設定の手間が少なく、トラブルが発生しにくいためです。そのため、ナレッジベースやHubSpotアカデミーを活用することで、ほとんどの問題を解決できます。

一方、Professionalプラン以上では、より高度な機能を活用するため、迅速なサポートが求められます。そのため、電話サポートが提供され、専門スタッフによる対応を受けることが可能になります。

HubSpotコミュニティー

出典:HubSpotコミュニティー

また、自己解決が難しい場合は、コミュニティフォーラムの活用が有効です。 HubSpotのコミュニティフォーラムでは、HubSpot社員のほか、公式パートナーや経験豊富なユーザーが活発に情報を共有しており、具体的な活用方法やトラブルシューティングについてアドバイスを受けられます。ナレッジベースやHubSpotアカデミーで解決できない場合は、フォーラムで質問してみるのもよいでしょう。

このように、HubSpotはユーザーのレベルやニーズに応じた多様なサポート体制を提供しており、初心者から上級者まで安心して利用できる環境を整えています。

Zoho CRMのサポート体制

Zoho CRMは、オンラインサポートを中心に提供しています。

ナレッジベース、ビデオチュートリアル、フォーラムなどのオンラインリソースが整備されており、基本的な操作方法や設定手順を自分で学ぶことが可能です。

有料プランに加入すると、メールによる問い合わせサポートが利用でき、技術的な問題や設定に関する質問に日本語で対応してもらえます。ただし、どのプランにおいても電話サポートは提供されていません

Zoho CRMのサポート体制はオンラインリソースが充実しており、自己解決できる仕組みが整っています。一方で、電話サポートが限定的であるため、直接サポートを希望する場合は上位プランを検討するか、Zohoの認定パートナー企業のサポートを活用するのも一つの選択肢となるでしょう。

HubSpotとZohoの口コミ

実際にCRMツールを使用したユーザーの口コミは、導入を検討する際に重要な参考材料となります。両社の製品がどのように評価されているか、ユーザーの実体験にもとづいた意見をIT ReviewやG2から調査し、特徴的なポイントを分析します。

以下表は、G2に掲載されているユーザーが評価するHubSpotとZoho CRMの比較表です。(2025年2月時点)

【メリットの比較】

メリットの比較

【デメリットの比較】

デメリットの比較HubSpotの口コミ調査

HubSpotは、使いやすいインターフェースやインバウンドマーケティングの支援機能において高い評価を得ています。しかし、一部のユーザーからは、上位プランの価格の高さやカスタマーサポートの対応に関する不満も指摘されています。

以下に、主な口コミをポジティブ・ネガティブの両面から整理しました。

【ポジティブな評価】

  • 手頃な価格のプランでも十分な機能
    「無料プランや低価格プランで十分な機能があり、スタートアップやスモールビジネスに最適なCRMだと思います。ただし、高度な機能を利用するにはProfessionalプラン以上が必要になるため、事前にどのプランが自社のニーズに合うか確認する必要があります。」(IT Review
  • 使いやすいUIとシンプルな設計
    「レポートやダッシュボード機能はSalesforceに比べるとできることが少ない印象ですが、シンプルで直感的な操作性のおかげで、チーム内での定着がしやすいと感じます。」(IT Review
  • 豊富な機能とスムーズな連携
    「HubSpotは、直感的なインターフェースと豊富な機能を兼ね備えたユーザーフレンドリーなプラットフォームです。セットアップが簡単で、他のツールともスムーズに連携できるため、顧客対応を効率化できます。また、リアルタイムの分析機能を活用することで、キャンペーンの調整が容易になり、より良い成果につながります。さらに、カスタマーサポートの対応が迅速で、困ったときに頼れる点も魅力です。」(G2
  • 営業プロセスの管理がスムーズ
    「メールやカレンダーとの連携が可能で、AIを活用してメールやメッセージの作成もできます。さらに、営業パイプライン内の商談の進捗管理が簡単に行えるため、導入しやすく、チーム全体の統合もスムーズです。」(G2

【ネガティブな評価】

  • 日本語対応の不十分さ
    「海外製のサービスだからか、時々わかりにくい用語や操作がある。ヘルプサイトの日本語翻訳が不完全で、重要な部分が英語のままということも。導入後、使いこなすには一定の知識と時間が必要。」(IT Review
  • 設定の難しさ
    「初めて使うと、どの機能が何を指しているのかがわかりにくい。特にワークフロー(自動化ツール)の設定は難しく、一苦労する。また、連携できる外部ツールは多いが、バグが発生することもあり、都度カスタマーサポートに問い合わせる手間がかかる。」(IT Review
  • カスタマーサポートの対応
    「カスタマーサポートは対応が早いとはいえ、その日のうちに返信が来る程度。解決に時間がかかることが多く、わからないまま月日が過ぎてしまうこともある。」(IT Review

Zoho CRMの口コミ調査

Zoho CRMは、コストパフォーマンスの高さとカスタマイズ性において多くの支持を得ています。一方で、UIの使い勝手や初期設定の難しさ、Zohoエコシステム内の連携に課題を感じる声もありました。

以下に、ユーザーの評価をポジティブ・ネガティブの両面から整理しました。

【ポジティブな評価】

  • カスタマイズ性と自動化機能の柔軟性
    「導入当初は使い方がわからず、社員の反応も良くありませんでした。しかし、自動処理やカスタマイズを繰り返していくうちに、業務に適した形に調整できるようになりました。素人でもカスタマイズしやすいのが良い点で、リソース不足で業務改善が進みにくい企業に適していると思います。」(IT Review
  • わかりやすいUIと初心者向けの設計
    「CRMの無料トライアルを複数試しましたが、Zoho CRMのUIはダントツにわかりやすかったです。シンプルな製品は他にもありますが、それらは機能が限られていたり、他ツールとの連携が難しかったりします。Zoho CRMは、初心者に優しい一方で、使い込めばとことんカスタマイズできるのが魅力です。」(IT Review
  • 統合機能と業務効率化
    「Zoho CRMは直感的なインターフェースとカスタマイズ可能なワークフローが強みです。Zohoエコシステム内の他ツールとの統合により、データの一元管理や反復タスクの自動化が容易になり、業務効率化に貢献しています。」(G2
  • データ管理と分析機能
    「すべての機能を使いこなすには時間がかかりますが、管理しやすい設計になっています。顧客の対話履歴、メモ、商談情報などが一箇所に集約されているため、データのアクセスや分析が容易です。レポート機能も充実しており、顧客のニーズを把握しやすく、ロイヤリティ向上に役立ちます。」(G2

【ネガティブな評価】

  • Zohoアプリ間の連携の課題
    「ZohoはCRM以外にも多くのアプリを提供していますが、それらとの連携が不十分に感じます。たとえば、あるアプリで顧客情報を更新しても、CRM全体に反映されないことがあります。CRMと他Zohoアプリ間で同じ名前のタブがあっても、定義が異なるため、連携時に混乱しやすいです。慣れれば対応できますが、初心者にはハードルが高いかもしれません。」(IT Review
  • 初期設定の難しさ
    「CRMを初めて導入したため、初期設定に非常に苦労しました。同僚と試行錯誤しながら設定しましたが、最初にいくつかの初期設定パッケージのようなものが用意されていると、スムーズに導入できたと思います。」(IT Review
  • 導入後のサポート不足
    「最初は手探りで利用しながらカスタマイズを進めていました。導入初期に担当者から運用方法のアドバイスがあれば、もっとスムーズに活用できたと思います。」(IT Review

HubSpotとZohoが向いている企業の特徴

ここまでさまざまな角度でHubSpotとZohoを比較してきましたが、「結局、自社にはどっちが最適?」と悩む方は多いはずです。そこでここからは、HubSpotとZohoがそれぞれどのような企業に適しているかを解説します。

HubSpotが向いている企業の特徴

HubSpotは、直感的な操作性と豊富な機能を兼ね備えたCRMプラットフォームであり、特にマーケティングオートメーションや営業プロセスの最適化を重視する企業に向いています。

  • マーケティングと営業の連携を強化したい企業
    HubSpotは、リード獲得から育成、営業フォローアップまで一貫して管理できるため、マーケティングと営業の連携を強化したい企業に最適です。マーケティングオートメーション機能が充実しており、リードスコアリングやメールキャンペーンの最適化が可能です。
  • シンプルな操作でCRMを活用したい企業
    直感的なUI設計により、CRM初心者でも簡単に使いこなせます。特に、CRMを初めて導入する企業や従業員のITリテラシーに差がある企業にとって、スムーズな運用が可能です。
  • 迅速な導入とスケールアップを求める企業
    HubSpotは初期設定が比較的容易であり、成長に応じて機能を拡張できます。企業の規模が拡大し、高度な分析やパーソナライズ機能が必要になった場合でも、追加のモジュールを導入することで対応可能です。
  • 十分な予算が確保できる企業
    無料プランもありますが、本格的に活用するには有料プランが必要です。高度なマーケティングオートメーションやレポート機能を利用するには追加費用が発生するため、一定の予算を確保できる企業に向いています。

Zohoが向いている企業の特徴

Zohoは、低コストでカスタマイズ性に優れたCRMソリューションを提供しており、特にコストパフォーマンスを重視する企業や、業務フローに合わせた柔軟な設定を求める企業に適しています。

  • コストを抑えながらCRMを導入したい企業
    Zohoは、無料プランや低価格の有料プランが充実しており、特に中小企業やスタートアップに適しています。Zoho Oneのような包括的なプランを選べば、CRMだけでなく、会計、人事、プロジェクト管理などのビジネスアプリケーションも利用できます。
  • 業務フローに合わせてカスタマイズしたい企業
    Zohoはカスタマイズ性が高く、自社の営業プロセスに合わせたワークフローやデータ管理が可能です。特に、独自の業務プロセスを持つ企業や、標準的なCRMの機能では物足りない企業にとって、柔軟な設定が可能なのは大きなメリットです。
  • ERPと連携させたい企業
    ZohoはCRM機能だけでなく、会計、在庫管理、人事管理などのERP機能とも連携可能です。これにより、営業活動だけでなく、企業全体の業務を統合的に管理したい企業に最適です。

HubSpotとZohoは連携ができる?

HubSpotとZohoは、それぞれ独自の強力な機能を備えたCRMツールですが、特定のビジネスニーズに応じて両ツールを併用することで、さらに業務効率を高めることが可能です。ここでは、両ツールが連携可能な仕組みと、連携によって得られるメリット、そして具体的な設定方法について解説します。

HubSpotとZohoの連携とは

HubSpotとZoho CRMを連携することで、営業とマーケティングデータ管理を一元化し、業務の効率を向上できます。

たとえば、マーケティング部が使うHubSpotで獲得したリード情報を営業が使うZoho CRMと同期させれば、マーケティング活動から営業活動へスムーズに引き継ぐことが可能になります。営業担当者がリードの詳細情報を即座に確認できるため、商談のスピードが向上し、成約率の向上にもつながります。

また、Zoho CRM側で更新した顧客情報もリアルタイムでHubSpotに反映されるため、データの一貫性が保たれ、常に最新の情報にもとづいた対応ができます。

この連携機能を活用すれば、たとえばマーケティングはHubSpotを導入し、複雑な営業プロセスでカスタマイズが必要な営業はZohoを導入するなどの使い分けが行えます。もしくはバックオフィス業務も効率化したい場合は、Zoho CRMを導入し、必要に応じてHubSpotのHubを導入するなど自社に適した導入ができるのです。

HubSpotとZohoを連携することで可能になること

HubSpotとZoho CRMを連携することで、ツール間のデータがリアルタイムで同期され、営業とマーケティングの連携が強化されます。リード情報、商談状況、顧客アクションのデータなどが自動的に共有されるため、部門間のスムーズな連携が可能になります。

たとえば、営業担当者がZoho CRMでリードのステータスを「商談中」に変更すると、その情報がHubSpotにも反映されます。マーケティングチームはそのリードに対して適切なフォローアップを実施できるようになります。

また、Zoho CRMで「失注」となった商談の情報をHubSpotと同期することで、マーケティングチームはそのリードをリターゲティング対象として再分類し、新たなマーケティング施策を展開できるでしょう。逆に、「成約済み」のリードデータがHubSpotに反映されることで、アップセルやクロスセルの対象として特定の商品やサービスのプロモーションの自動配信を行えます。

このように、リアルタイムでデータ変更が反映されることで、営業とマーケティングの連携が強化され、より効果的な施策の実施が可能になります。

HubSpotとZohoの連携方法

それでは、HubSpotとZohoの連携手順を見ていきましょう。

HubSpotとZohoの連携方法

まずは、HubSpotアカウントにログインし、アプリマーケットプレイスから「Zoho CRM」を検索してインストールします。

HubSpotとZohoの連携方法

インストール後、画面の指示に従いHubSpotとZoho CRMの連携を実施します。

まとめ

HubSpotとZoho CRMは一見似ていますが、誕生の背景が異なるため、それぞれの強みも異なります。

HubSpotは、インバウンドマーケティングの支援を目的に誕生し、営業とマーケティングの連携を強化するCRMへと進化しました。Zoho CRMは、Salesforceをはじめとした高額なCRMの代替として誕生し、低コストで営業支援に特化したツールです。

そのため、HubSpotはインバウンドマーケティング機能に強く、営業やマーケティング、カスタマサポートとの円滑な連携に強みを持ち、Zoho CRMは低コストで営業管理ができるCRMという強みを持っています。

価格やサポート体制なども異なるため、自社のニーズに合わせて比較検討し、最適なCRMを選びましょう。

渋谷 真生子

株式会社100(ハンドレッド)のマーケター。新卒でグローバルヘルスケア企業で営業を経験し、セールスフォースにてBDRとして地方企業の新規開拓に携わる。コロナ渦でインバウンドマーケティングの重要性を実感し、アイルランド ダブリンにあるトリニティカレッジの大学院にてデジタルマーケティングの学位取得し現在に至る。最近はかぎ針編みにハマり中。

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